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2023年9月14日に公開された動画のテーマは……電話調査&ネット調査!解散はいつやるべき?
ゲストにJX通信社の米重克洋氏をお招きし、解散総選挙に関する意識調査の結果について語っていただきました。
支持者への意識調査から見える各党支持者の本音とは?
【このトピックのポイント】
・公明党支持層は年内解散はしてほしくない
・国民民主党支持者の中でも連立入りは賛否が別れる
・立憲と共産の支持者は国民の連立入りに拒否反応
自民党内で解散の時期をめぐってさまざまな見方が浮上しています。
それに対し米重氏は「みんな思い思いに言いたいこと言ってるだけですよね」と一蹴。それぞれの思惑が見える部分はあるものの、いずれも核心を突くものではないようです。
有権者は解散時期についてどのように考えているのでしょうか。
こちらが衆議院の解散に関する意識調査の結果です。
回答の中にある有権者の思いは三者三様。米重氏は「色んな人の色んな思いが混ざってこうなってる。けれども決められるのは岸田さんだけというすごい残酷な調査かなと思います」とコメントしました。
支持政党別にクロス集計すると、有権者の考えがもう少しはっきり見えてきます。
MC千葉香織「公明党がかなりはっきりでてますね」
米重氏「創価学会の皆さんがいかに選挙したくないかということが、よくわかる結果になっていますね」
大掛かりな組織戦を展開する公明党支持者にとって、統一地方選挙に続き大きな選挙が年内に立て続けに実施されることは避けたいという心理がうかがえます。
その他の政党は与野党で際立った違いは見受けられません。これは選挙の結果を予測できない状況を反映していると米重氏。
「絶対自民党が下野するよね、絶対誰々が政権取れるよね、という状況だったらもっとはっきり出るんだと思うんですけど、そういう状況ではないということですよね」とコメントしました。
国民民主党の与党入り報道についても調査しました。
ネット調査では「わからない」という意見が大半で、賛成を反対が上回っています。
電話調査では「わからない」の割合は減るものの、やはり反対が多いという状況です。
米重氏はこの結果について「世論全体では大きな関心をまだこのテーマに持っていない人が多い」「意見を持っている人はどちらかというと反対の方が多い」と評価しました。
こちらの調査も、支持政党別にクロス集計を行いました。
代表選挙では、必要に応じて自民党とも協力する路線を掲げた玉木氏が圧倒的勝利を収めた国民民主党。しかし、連立入りについて支持者の意見はほぼ半分に割れており、反対の方がやや優勢です。
米重氏「玉木さんを支持することと連立政権入りを支持することは別の話だということですよね」
自民党支持者では賛成の意見の方が多くなっており、米重氏は「自民党にとっては損がある話ではないということ」とコメントしました。
一方で今の連立のパートナーである公明党からすると、国民の連立入りは警戒すべきテーマ。支持者の回答にもそれがあらわれています。
ただ、連合と創価学会の支持基盤としての強さとしては創価学会の方が明らかに強く、連立における公明党の重要性が失われることはないと米重氏は分析。
公明党支持者の中で「わからない」の割合が比較的高いのも、そういった捉え方をしている支持者の心理を反映しているのでは、と考察しました。
野党に目を向けると、野党共闘に揺れる立憲と共産では反対意見がかなり優勢です。米重氏は「野党を分断しようという話なので、これはこうなると思います」とコメントしました。
MC千葉「それぞれの政党がどんなことを思っているのか垣間見えますね」
米重氏「そうですね、支持層は今の状況をよく見ているなと思います」
解散は年内か?年明けか?有権者の思いを意識調査で探る!
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