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2023年9月1日に公開された動画ではゲストに立憲民主党衆院議員の岡田克也氏をお招きし、野党共闘の実現方法について語っていただきました。
次期衆院選で野党共闘の可能性は?
【このトピックのポイント】
・目標は与党の議席を1つでも減らしていくこと。次の次の選挙で野党一本化を目指す
・解散は早ければ9月末、遅くても来年6月までにあると岡田氏は予想
・保守層を取り込むコツは有権者と直接やり取りできる座談会
岡田氏のプロフィールは以下の通りです。
「公のために生きたい」という思いをもって、大学卒業後は通産省(現経産省)に入省した岡田氏。やりがいはあったものの、より幅広い分野で決定権のある仕事をしたいと考えるようになり政治家の道に進んだとのことです。
今回は以下の質問からいくつかピックアップして岡田氏に回答していただきました。
7月4日の記者会見で、岡田氏は次期衆院選での野党候補の一本化について「徹底的に追及していきたい」と発言しています。
そのことについて岡田氏は「我々の目標は与党の数を1つでも減らしていくこと」とコメント。「野党がバラバラでは対抗できない。一本化することは当然必要になる」と改めて強調しました。
国民民主党と日本維新の会は一本化に否定的です。
国民民主党について岡田氏は「早く(立憲と)1つの党になるべき」とコメント。玉木氏の是々非々路線に対し「小選挙区制度の下では先はない」とし、方針転換の必要性に言及しました。
維新については、野党第一党を目標に掲げている点に触れ「そのために自民党が増えてもいいんだと。それはいかがなものかと」と岡田氏。
一本化に否定的な両党との協力は現状では難しいものの、「自民党を1つでも減らすという観点から言うと協力の余地はあるはず。粘り強く言っていくしかない」と長期的に取り組む姿勢を示しました。
岡田氏「次の選挙ではできるだけやりたいと思いますが、政権交代をやろうとしたら次の次くらいまでにまとめていくということだと思います」
次期衆院選のタイミングについて、岡田氏は9月末の国会召集直後の可能性に言及。今の内閣支持率での解散は難しいものの、ALPS処理水などの対応次第では自民党にとって解散できる環境が整う可能性もある、と推測しました。
9月末に解散がなかった場合も、来年2024年の6月までに解散はあると岡田氏は予想。「常在戦場ですね」と次期衆院選に向けて力強くコメントしました。
野田佳彦氏は以前、選挙ドットコムちゃんねるに出演した際に「岡田さんと私は保守層を切り崩すことができている」という旨の発言をしています。
【関連】立憲民主党・野田佳彦衆院議員が語る与党支持層の巻き込み方!2012年衆議院解散の後悔とは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ
その戦略について問うと、岡田氏からは「保守を切り崩す認識はない」と意外な回答。地元や地方で繰り返し開催している座談会で支持政党を問わず意見交換し、自身の政策を訴え続けた結果としての支持であると説明しました。
公民館といった小さな会場で開催する座談会の動員は、後援会が呼び込むパターンのほか、ポスティングや街宣車で集めることもあるそうです。
岡田氏「お盆の三連休は21会場でやったんですが、一番少ない会場は残念ながら3人でしたね」
MC宮原健太「岡田さんでもそういうのもあるんですね!」
人が集まらないこともありますが、岡田氏は「座談会が一番好き」とのこと。さまざまな意見を直接聞く機会として、質問に答えることで政治家として鍛えられる場として非常にやりがいを感じているようです。
また、保守層を取り込むためにはリベラルを強く打ち出し続けることには限界がある、と岡田氏。政権を目指すにはより多くの支持を得る必要があり、そのためには今よりも政治的スタンスを幅広く持つ必要があると語りました。
さらに、政策についても実現可能性のあるものを示す必要性に言及します。原発ゼロを直ちに実現することの難しさに触れ「政権をになったときにできないことを言わない。そこは貫き通したいと思っています」と締めくくりました。
野党候補一本化に向けて国民民主党・日本維新の会とどう交渉する?
今週の選挙ドットコムちゃんねるは金曜日から日曜日に公開!
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