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2023年5月19日に公開された動画ではゲストに公明党参院議員の谷合正明氏をお招きし、時事ネタや統一地方選挙の振り返りについて語っていただきました。
当選率99.2%って公明党にとってどんな数字?
【このトピックのポイント】
・ジャニー喜多川氏による性加害問題について公明党内でも議論を進める考え
・統一地方選挙当選率99.2%も12人落選に谷合氏「大変重たいこと」
・山口那津男代表は原稿なしでも常に完璧な受け答え
谷合氏のプロフィールは以下の通りです。
岡山で活動できる候補として公明党から声がかかったことが、政治の道に進むきっかけになった谷合氏。
海外での活動が多くテレビも冷蔵庫もなかった自宅のワンルームマンションに、現国交大臣の斉藤鉄夫氏が訪ねてきたときのことを「当時は何とも思ってなかったけど、今思うと大変失礼なことをした」と振り返りました。
今回は以下の質問からいくつかピックアップして谷合氏に回答していただきました。
BBCでの報道をきっかけに国内でも取り上げられるようになった故ジャニー喜多川氏による性加害問題。
谷合氏は性暴力全般に対し「厳正に対処・処罰をしていかないといけない課題だと思います」とコメントしました。
公明党はかねてから性被害や児童虐待の問題に取り組んでおり、この件については5月17日の記者会見において政調会長の高木陽介氏が、党内で議論する考えを示しています。
4月の統一地方選挙で公明党は過去最多となる12人が落選し、当選率は99.2%で過去最低となりました。
当選率99.2%は他の政党と比べても高い数字に見えます。しかし、谷合氏は12人が落選したことについて「1人落選するということはその地域にとって代表の方がいなくなるということ。大変重たいことだと認識しております」とコメントしました。
落選の要因については都市部において女性や若い候補者の当選が増えたことに言及。新型コロナウイルスによる不況からの経済回復を考えたときに「女性や新人といったところに有権者の思いが集まったのでは」とコメントしました。
また、公明党の候補者はそれぞれに担当の地域を持ち、その地域の問題解決に取り組み実績を積み上げています。谷合氏はその実績をアピールするためのSNSの活用方法にも課題があった可能性を指摘しました。
MC鈴木邦和「有権者の求めるものとか、SNSでの考え方とか状況が変化しているということなんですね」
さらに谷合氏は統一地方選挙の投票率が過去最低となったことを挙げ「有権者と候補者の距離が開いてきている」とコメント。新しい選挙の戦い方が求められている点に言及しました。
公明党代表の山口那津男氏。世代交代の必要性も指摘されていましたが、統一地方選挙を前に続投を求める声も強く、5月17日には在職日数5000日を迎えました。
「今回の結果を受けて山口氏が次の世代に交代するのがすごく難しいなと感じているのですが……」というMC鈴木の質問に、谷合氏は明言を避けつつ「代表1人に任せるのではなく、それぞれが一騎当千の議員として力を出していかないといけないと思います」とコメントしました。
最後に山口氏の印象について聞くと、谷合氏は「いろんな場面で話す機会がたくさんあるわけですけど、ノー原稿で話される。話した内容を文字に起こすとそれがそのまま文章になるような人」とのこと。
谷合氏「やっぱり、訴える力がありますね」
メディアでは常に完璧な受け答えをするイメージがある山口氏ですが、実際もその通りの人物像のようです。
統一地方選挙で公明党12人落選の原因とは?
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