4月23日に投開票が行われた台東区長選挙では現職の服部征夫氏が3期目の当選を果たしました。選挙ドットコムは東京新聞と共同で、自分の考えがどの候補者に近いかを調べられる「台東区長選挙2023 投票マッチング」を4月17日にリリースし、これまで3000人を超える方にご利用いただきました。
今回、選挙ドットコムは4月24日時点での利用状況を集計し、投票マッチング利用者の年代別の割合や、利用者が重視していた政策などを取りまとめ、結果を分析しました。
総利用者数は3837人でした。
まず利用者の性別を調べてみると、男性が44.8%、女性が46.1%でした。「その他」が0.7%、「回答しない」を選択した人は8.5%でした。
次に、利用者の年代を調べてみると、30代が33.9%、18~29歳が24.1%で過半数を占めました。30代以下の若い世代の利用が多く、次いで、40代が23.3%、50代が13.2%と続く結果となりました。
投票頻度については、「必ず投票に行っている」が80.7%と、いつも投票している層が多く利用していることがわかります。「たまに投票に行く」は16.4%、「投票に行っていない」は3.0%でした。
台東区内在住者かを調べてみると、台東区内在住は3635人で94.4%でした。
また、普段支持している政党を聞く設問で最も多かった回答は「支持する政党はない」で80.7%にのぼりました。今回の投票マッチングは、いつも投票に行っている若い世代の無党派層に多く利用されたといえます。
投票マッチングでは、20の設問のテーマから重視する項目を3つ選ぶ設問があります。上位に入った項目として、「物価高騰対策」がトップで4割を超えました。次いで「防災」、「給食無償化」、「選択的夫婦別姓」と続きました。
利用者がマッチした候補者の割合は、当選した服部征夫氏が63.5%で、堀越秀生氏が36.5%と差が開きました。
最後にクロス集計の結果を紹介します。
区内在住の利用者が重視する項目に男女で違いがあるかを比較しました。ともに「物価高騰対策」を重視すると回答した割合が約4割を占めました。
最も関心が高かった物価高騰対策に関する「最近の物価高騰対策として、商品券や現金を配布するべきですか?」との設問では、賛成が反対を若干上回る結果となりました。一方で、中立も約2割となり、現金などを配ることに対しての評価は分かれているようです。
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