区長の死去に伴う江東区長選挙が4月16日告示、4月23日投開票の日程で実施されています。今回の江東区長選挙には届け出順に共産党・社民党が支持する芦沢礼子氏(60)、猪野隆氏(58)、自民党が推薦する山崎一輝氏(50)、木村弥生氏(57)の無所属新人4名が立候補しました。本記事では無所属新人の木村弥生氏についてご紹介します。
江東区長選挙に立候補 芦沢 礼子(あしざわ・れいこ)氏の経歴・政策まとめ
江東区長選挙に立候補 猪野 隆(いの・たかし)氏の経歴・政策まとめ
江東区長選挙に立候補 山崎 一輝(やまざき・いっき)氏の経歴・政策まとめ
木村氏は1965年東京都江東区出身。大学卒業後にシングルマザーを経験し、子育てが落ち着いた38歳で慶応大学看護医療学部に入学、同大学を卒業後は慶應義塾大学病院婦人科病棟でナースとして働きました。2008年に公益社団法人日本看護協会に入職し、広報部課長、政策秘書室長を歴任。2011年の東日本大震災発災後は災害支援ナースとともに石巻、気仙沼、福島の病院施設、避難所を訪問しました。2014年の衆議院議員選挙で北関東比例ブロックより立候補し初当選、2017年には近畿比例ブロックより立候補し再選しました。総務大臣政務官、自民党副幹事長、女性活躍推進特別委員会事務局長を歴任しました。
木村氏は自らのホームページにおいて以下の施策を公表しています。
1 こどもまんなか江東区
「子育て罰」「親ガチャ」「ワンオペ」解消へ
● 赤ちゃんポスト構想を全面バックアップ
→まずは妊娠相談窓口の体制強化、支援NPOとの連携強化
● 学校給食費無償化
● 学校の事務職員、ICT支援員増員で教員の負担軽減
●性犯罪ゼロ!わいせつ教員を江東区から根絶
● 認可保育園の家賃補助廃止の撤回2 クリーンで開かれた江東区政
情報開示推進・第三者機関を設置し、チェック機能強化
● 区長任期は「3期12年」まで
● 区長給与・退職金の2割カット、その分を非正規職員の処遇改善に
● 副区長・教育長に民間人からの起用を検討
● デジタル化促進で書類申請主義から必要な人に必要な支援を速やかに3 つくろう、まちのデザイン
住民主体、産学官民連携で自由度あるまちづくり
●木のまち江東区:木材利用ナンバーワン自治体を目指す
・木材は循環型資源であり、長期の利用で炭素を固定できる。江東区木材利用推進コンソーシアムを設立し「木材利用ガイドライン」を策定。
・エコなまち江東区として、積極的に木材利用を推進し「都市に森をつくる」計画に着手。
・脱炭素社会の実現に向けて官民一体となって建物の木造化を推進(中大規模木造建築先進都市に)。 ほか
● アートのまち江東区
・廃校を利用して美大やデザイン関連の学校の誘致を検討。
・地方出身者に高齢化の進む団地での住まいを安く提供し、自由に改装しても、壁に絵を描いても。
・独居高齢者の見守り・生活支援も。子ども向けワークショップの開催など、多世代の交流を図る。 ほか
● みんなにやさしく、南北をつなぐ、次世代の足を
・国家戦略特区として、民間を活用し新しいモビリティ、オンデマンドタクシー、グリーンスローモビリティを活用。 仮設停留所を設け、一方通行で入りにくいところも路地まで入れるように。渋滞の緩和やCO2削減効果も期待。
・水辺を活かし、海上交通を取り入れ、利便を図る。観光だけでなく災害時の移動確保も。
・地下鉄8号線開通を視野に沿線地域をはじめとした街づくりを推進 ほか
● ひとりも取り残さない災害対策
・SNSできめ細かく災害情報・避難情報をお知らせ。
・センサーやドローンの活用:状況に応じた避難の呼びかけ、川の水位を把握。
・地図アプリによる避難誘導やICTによる安全な避難運営を実現。 ほか4 広げよう、KOTOブランディング
地域の特色と強みをいかしたブランディング
● イノベーション立区、江東区
・既存産業のイノベーションを推進する支援体制の構築。
・東京都と連携してスタートアップ育成環境を整備。
・U25を対象にしたスタートアップイベントを開催し、若手起業家を支援。 ほか
● ものづくりなら江東区
・「KOTOブランド」価値をさらに高め発信していく。
・産業構造の変化や後継者不足に悩んでいる事業者を応援。
・江東区版事業承継支援を提案。行政の相談支援体制を強化。家族でないアトツギを応援。 例 昭和レトロな床屋の雰囲気は残して、別の店にリニューアル。
● 江東区版ふるさと納税スタート5 健康都市江東区
心も体も経済も
●医療と保健所の体制強化で感染症対策と健康増進
●女性の包括的健康支援(ユースクリニック、まちの保健室)
● 町会自治会の活動支援でアクティブシニアのパワーを活かす
● 医療的ケア児とその家族へのサポート体制を
● 環境に配慮したゼロカーボン江東区へ6 つながろう、世代を超えて
多様性を認め合う、寛容な社会を目指す、ソーシャルインクルージョン
● フリースクールと連携し、不登校の子どもたちと家族への支援体制を強化
● 子どものスポーツ推進改善プロジェクトを設置
・野球、バスケ、ラグビー、サッカーほか、すべての子どもたちにスポーツに親しめる場所の確保を、豊かな生活体験を。
・まずはプラットホームづくり(指導者の質向上・ケガ防止・暴力やハラスメント対応窓口の設置など)を目指す。
● 定員割れした保育園の複合的活用:障害児受け入れ、高齢者のデイサービスなど
● 社会福祉協議会の会長は民間に託し、よりきめ細かい福祉のまちづくり
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