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2022年10月13日に公開された動画のテーマは……ガーシー議員登院せず!法的な問題は?今後の展開は?
ゲストにライターの平河エリ氏をお招きし、国会欠席を続けるガーシー氏に対する世論や法律上の問題、今後の展開について語っていただきました。
【このトピックのポイント】
・ガーシー議員、臨時国会欠席が続く。MC鈴木「成果を出していれば欠席でもいいと思うが……」
・欠席が続けば懲罰委員会による処分の可能性も。議運委員長は除名に慎重な姿勢を示す
・ガーシー氏の欠席に前MC乙武氏がTwitterで切実な声「代わりに行かせてほしい」
ガーシー氏が8月の臨時国会に続いて10月の臨時国会も欠席していることで話題になっています。
国会欠席を続けるガーシー氏について平河氏は「出席してほしい」とコメント。「政治家にできることはたくさんあるが、議会で投票するのは政治家にしかできないこと。それをしないのであれば仕事をしていないとみられても仕方ないと思う」と続けました。
一方、MC鈴木は「成果を出していればいいと思う」と持論を展開。「ガーシーさんなりのご経験やご提案があるはず。それを実現するための働きかけや国会議員の権利をフル活用してアウトプットすれば(国会欠席しても)いいと思う」とコメントしました。
しかしガーシー氏がそのような活動をしている様子は見られないため、「ガーシーさんに対して国会議員じゃなくてもいいと思う人がいるのはわかる」と続けました。
そもそも有権者がどのような期待を込めてガーシー氏に投票したのかも気になるところ。MC鈴木は「国会での暴露が期待されていたなら、そういう点で成果が出せていれば状況も違ったのかな」とコメントしました。
ガーシー氏の国会欠席への賛否は「成果」が1つのキーワードと言えそうです。ただ、国会議員の成果はなかなか目に見えにくいのも事実。
MC鈴木は都議時代の経験を踏まえ、「議会で質疑している人が仕事しているとは限らない」と解説します。
議会の質疑に至るまでにはヒアリングや関係省庁との調整など多くのステップがあり、それに取り組む人と議会で質疑する人が異なるということも多々あります。そのため、どの議員が政策の実現に寄与したかどうかは外からはわかりにくくなってるとのこと。
MC鈴木は「議会の中にいてもどの議員の働きによるものかは分からない時がある」とし、平河氏も「聞かないと分からない」と同意しました。
国会欠席を続けるガーシー氏に対して、今後どのような対応がとられるのでしょうか。
国会法では正当な理由なく登院しない議員に対して、一定の処分を規定しています。
最も重い処分は除名になりますが、議院運営委員長の石井氏は慎重な姿勢を示しています。
平河氏は「国民から選ばれた議員である以上、除名は相当慎重にならなければいけないというのはおっしゃるとおりかな」と石井氏のコメントに同意。MC鈴木も「有権者の判断が尊重されているから、国会に出てないからと言って簡単に除名できないということですね」とコメントしました。
除名という重い処分を行う際には、根拠や基準が明確なものでなければその後の乱用につながりかねません。石井氏の慎重なコメントにはそのような背景があるようです。
ガーシー氏への対応について平河氏は「世論の批判が高まれば何らかの処分が下される可能性もある」とコメント。もし一番重い除名が決定した場合、憲法上適当なのかどうかをめぐって裁判になるとも言われており、今後の流れが気になるところです。
ガーシー氏の件を巡っては、この方からの発言も。
千葉氏「乙武洋匡さん!」
MC鈴木「本心から思ってるんじゃないかな」
成果を出せば国会欠席も許容範囲?議員の成果はどう見る?
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