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2022年6月22日に公開された動画のテーマは……参院選2022最新議席予測!
ゲストに政治ジャーナリストの角谷浩一氏をお招きし、最新の議席予測について語っていただきました。
今回の参院選で議席を伸ばす党とは?
【このトピックのポイント】
・松田氏は自公144議席、野党91議席獲得を予測
・松田氏・角谷氏いずれも参政党1議席を予測。投票率が議席獲得の鍵か
・三浦氏は維新8~10議席増を予測。参政党への評価が予測の違いに
第26回参議院議員選挙が6月22日に公示されました。
7月10日の投開票に向けて、今回は各紙から発表されている政党別議席予測を紹介しつつ、角谷氏の見解を伺います。
松田馨氏の議席予測がこちら。
自民党が6、日本維新の会が6、れいわ新選組が3、議席を増やし諸派の中で参政党が新たに議席を1獲得するとの予測です。
一方で立憲民主党と共産党が2、国民民主党は3、社民党は1議席減らし、公明党とNHK党は増減なしという予測になっています。
角谷氏「僕もね、松田さんとほとんど同じ(予測)ですよ」
最近話題を集める参政党については角谷氏も1議席を獲得すると予測します。
角谷氏はこの予測について「投票率があまり高くないことを前提に数字を出している」と補足。
実は、投票率が下がるとその分比例代表での当選ラインが下がるという数字のマジックがあります。
MC鈴木「100万票で1議席獲得と言われるのが、例えば80万票で1議席になるイメージ」
参政党は全選挙区に1名ずつ、計45名候補者を立て、比例代表にも5名候補者を擁立しています。
角谷氏は、当選ラインの下降と参政党が全国で少しずつ票をとることで、比例の1議席に届くと分析しました。
かなり近い予測をしている松田氏と角谷氏。
予測のポイントについて角谷氏は「鉄板選挙区」「複数人区」「投票率」を挙げました。
鉄板選挙区とは、自民党の当選がほぼ確実な1人区のこと。
それから、東京・愛知・埼玉など混戦と呼ばれるような複数人区でも、自民党が先行しているエリアがあります。
そこで自民党が2議席目をとるか他の党がとるかで予測は異なってくるとのこと。
さらに議席予測にあたって角谷氏は「投票率といった要素も絡んでくる」とコメントしました。
角谷氏の議席予測においてたびたび登場する「投票率」というキーワード。
角谷氏は、投票率について「(政党・候補者の)通信簿」と解説します。
参議院は解散がないため、選挙の時期はある程度読めるはず。
角谷氏は「新人だろうが現職だろうが準備の期間はある」とし、「きちんと地元や団体を回るといった努力をしてきたかどうか」の結果が投票率であるとしました。
角谷氏「組織が(票を)固めた後に浮動票の人たちを自分の方に取り込めるかどうかの戦い」
衆院選の議席予測が的中したことで話題になった三浦博史氏の議席予測は、角谷氏のものと少し違いがあるようです。
三浦博史氏が講演会で議席予測について話した内容は以下の通り。
・自民党は現有議席から5、6議席増やす
・公明党は現状維持か減らしても1議席
・立憲民主党は3議席ほど減らす
・国民民主党は4議席ほど減らす
・日本維新の会は8~10議席増やす可能性がある
松田氏、角谷氏の予測と比べると日本維新の会の議席の増加幅が大きくなっています。
角谷氏は「三浦さんが当たるかも」としつつ、維新の議席数の根拠について解説します。
まず1つ目は維新の現状。
2021年の衆院選で維新は躍進したものの、その後の西宮市長選挙では勢いを落としています。
さらに、ウクライナ情勢をめぐる一部関係者の発言で支持者の中でも維新の評価が割れたと見られています。
もう1つは参政党の台頭。
角谷氏は参政党について「橋下さんが(維新を)創設したころの街頭演説に匹敵する熱量がある」と評価し、維新の票が参政党に削り取られる可能性について言及。
三浦博史氏と角谷氏の維新の獲得議席の違いは、参政党への評価の違いにあると考察しました。
角谷氏「三浦さんにものを言うのは勇気がいるが、維新はここまではいかないかな」
角谷氏は参院選2022の議席をどう予測する?予測のポイントは?
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