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2022年2月10日に公開された動画のテーマは……参院選で狙う諸派から国政への道!
ゲストにフリージャーナリストの畠山理仁氏をお招きし、参院選に向けた諸派の動きについて語っていただきました。
夏の参院選で新しい国政政党は誕生するのか?
一般的に、規模の小さい党や政治団体のことを諸派と言います。
2019年の参院選では、れいわ新選組とNHK党が政党要件を満たし、国政政党となりました。
国政政党になるには、以下の2つの要件のいずれかを満たす政治団体であることが必要です。
・所属国会議員を5人以上有する
・直近の国政選挙で全国を通して2%以上の得票(選挙区・比例代表区いずれか)を得る
参院選は衆院選と異なり、無所属でも政見放送ができます。
そのため、参院選の方が政党要件を満たすにあたってややハードルは下がるものの、1つの選挙で新しい国政政党が2つ誕生するのは「すごく珍しいこと」と、畠山氏は解説します。
夏の参院選で国政政党を目指す新勢力として、都民ファーストの会、幸福実現党、参政党、日本第一党などが挙げられます。
このなかで、畠山氏が今回注目するのは都民ファーストの会。
政党交付金がある国民民主党と連携することで、資金面において他の政治団体より国政政党への道を一歩リードしていると解説します。
国民民主党としても、都民ファーストの会で特別顧問を務める小池百合子氏の知名度で、勢いを強めたいという思惑があり、両者の利害の一致があるようです。
畠山氏はこれ以外にも新党くにもりの動きに注目。
2021年の衆院選では自民党の二階氏と同じ和歌山3区と、千葉10区で候補者を擁立しています。
参院選への立候補は明らかにしていませんが、資金集めには苦労しているようです。
国政政党を目指す新勢力がある一方で、国政政党の要件を維持することが難しくなるかもしれない政党も。
社民党の福島氏は「比例代表で120万票以上を取らないと政党要件は維持できない」と発言しています。
これに対して、畠山氏は2019年の参院選で山本太郎氏が100万票に届かなかったことを挙げ、「(120万票獲得は)かなり厳しい」とコメントしました。
畠山氏「社民党は文字通り崖っぷちに立たされているという感じですね」
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