YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。
2022年1月18日に公開された動画のテーマは……毎月恒例!選挙ドットコムリサーチの結果を徹底解説!
ゲストにJX通信社代表・米重克洋氏を招き、2022年1月の政党支持率・内閣支持率等の調査結果を発表しました。
電話×ネットのハイブリッド調査とクロス集計から見える世論の動きとは?
まずは前回(2021年12月)の調査結果を振り返ってみましょう。
日本維新の会が立憲民主党に迫る支持を獲得。自民党は電話調査でやや支持率を下げました。
年末年始、Choose Life Project問題、国民民主党・都民ファーストの会連携?、新型コロナウイルスオミクロン株感染者急増といった話題があった1ヶ月でしたが、政党支持率はどのように変化したのでしょうか。
乙武氏「自民上がってる!」
これまでは新型コロナウイルスの感染者が増えると自民党の支持率が下がる傾向がありましたが、今回は自民党が電話調査で前回比5ポイント増という結果になりました。
前回躍進した日本維新の会の支持率が下がった点については「立憲と並んでいる結果はまだまだ高い」と米重氏は評価しました。
電話調査・ネット調査の結果の違いについては「新型コロナウイルス対策の評価が年齢層(電話調査では高く、ネット調査では低い)によって異なっているのでは」という意見も。
岸田内閣を「強く支持する」「どちらかと言えば支持する」層(以下、支持層)は電話調査で10.6ポイント増。ネットでは支持層の割合は0.7ポイント減となりましたが、「どちらかと言えば支持しない」「支持しない」層(以下、不支持層)も5.5ポイント減という結果になりました。
米重氏「(内閣支持率が)非常に大きな上昇幅」「支持層が増えて不支持層が減っているのが大きなポイント」
内閣支持率上昇の理由として、岸田内閣の新型コロナウイルス対策が電話調査のメイン層である中高年に「ウケている」と乙武氏は考察。
また、内閣支持率(電話調査)の推移を見てみると、岸田内閣発足以来最も高い支持率を獲得したことがわかりました。
続いて、今夏に控える次期参院選の比例投票先の調査結果を見てみましょう。
乙武氏「自民ガーン!と伸びましたね」
米重氏「大きく減らしているのが維新」
乙武氏「(維新は)立憲と同じくらいの勢力は維持したいですよね」
日本維新の会の数字の動きについて乙武氏に問われた米重氏は、あくまでも1月時点での結果としてこの数字を捉えることが必要だと見解を述べました。
今回の電話調査では、「支持政党がない」×「比例投票先」のクロス集計を実施。
「支持政党がない」と答えた人は、比例投票先にどこを選んだのでしょうか。
乙武氏「最新の(政党支持率)調査だと立憲のほうがやや上回っていたのに、無党派層に聞くとまだ維新の方が上回っているんですね」
米重氏「無党派層っていうのが最大(の割合)なんですね」「無党派層の中でどこの政党が1番集票力があるか」
と2人はコメント。無党派層の中では日本維新の会の存在感が目立ちました。
今回の調査では新型コロナウイルス感染症をめぐる岸田政権の対応についても調査しました。結果は以下の通り。
米重氏「世代間のギャップ、意識の差がはっきり現れている」
ここでも中高年層の多くなる電話調査で「高く評価する」「どちらかと言えば評価する」の割合が高くなりました。
選挙ドットコムちゃんねるは毎週火・水・木・金曜日の21時公開!
ぜひ高評価とチャンネル登録をよろしくお願いいたします!
調査は令和4年1月15日(土)と16日(日)に実施。
日本国内の18歳以上の方を調査対象とし、有効回答数は電話調査(JX通信社との共同実施)で1002件、インターネット調査(Gunosyリサーチを使用)で1000件を取得。
電話調査は無作為に電話番号を発生させるRDD方式をオートコールで実施。
ネット調査はスマートフォンアプリ(Gunosy)のダウンロードユーザーを対象にしたアンケートツールにより実施。各数値は小数第2位以下を四捨五入。
この記事をシェアする
選挙ドットコムの最新記事をお届けします
My選挙
あなたの選挙区はどこですか? 会員登録をしてもっと楽しく、便利に。
話題のキーワード