岡山県総社市議の山田政德(やまだ・まさのり)氏が自身のブログで28日、市議会で可決した新型コロナに対する経済支援策を盛り込んだ補正予算案について報告しています。
同市独自の支援策として、10万円の給付金については経済的支援が必要な方を最優先して申請書を発送、即手続きを行うと最短で5月7日に支給が可能になることなど、ほかの自治体でも参考になりそうな具体的な内容を紹介しています。
山田氏のブログ全文は以下の通り。
本日、総社市議会の臨時会が開催され、特別定額給付金(10万円給付金)関連の経費69億7500万円を含む、総額75億5900万円の補正予算案を可決しました。
大きな支援策は3点。
①特別定額給付金(10万円給付金)の手続き開始
先行して、まずは経済的支援が必要な世帯に向けて申請書を発送。
→即手続きを行うと、最短で5月7日には支給(振込)が可能になります。
本市独自のポイント…経済的支援が必要な方を最優先
一人親世帯や、失業中の方、障がい者、生活困窮者など市民の中でより今回の支援が必要な方を優先して申請書を本日発送しました。
全市民に向けての申請書発送は5月7日を予定。申請時期をずらす事によって申し込みの殺到を避け、結果的にスピーディーな支給手続きを目指します。
マイナンバーカードを使用したオンライン申請は5月1日から開始予定です。
今回の特別定額給付金は住民基本台帳に登録をしている人すべてに給付され、外国人市民も給付対象です。
住民票が実家(市外)にある学生さんは実家での手続きになります。
【総社市ホームページの関連ページ】
②水道料金の使用料金を4ヵ月無料
一般家庭、飲食店を含めた市内の事業所、工業用の用水も全額減免します。
減免期間は4月〜7月までの4ヵ月。対象は市内約2万8000件で、3億7500万円をかけた総社市独自の支援策です。
なお、減免は上水道のみで下水道料金については請求されます。
※使用料は無料になりますが、大切な資源ですので大切に使って下さい。
③市内飲食店応援企画「テークアウトDEお得券」
総社市独自の飲食店応援企画としてテイクアウトを対象とした「3000円クーポン券(お買い物券)」を2000円で販売します。購入は市民対象で1人1セット限り。
300円のチケット10枚で1冊。2万冊を予定していますので、本市の補助は「1000円補助×2万枚=2000万円」の支援策です。
クーポン券販売は5月2日からを予定。
3密を防ぐために、市役所駐車場などでドライブスルー販売を実施します。
(徒歩、自転車、バイクでお越しの方には別の受付を現地で誘導いたします)
なお、クーポン券の使用期限は8月末まで。店内飲食には使用できません。
今日現在で100店以上の飲食店が参加予定です。さらに対象店は増える予定。
西日本の小さな自治体で、水道料金減免の3億7500万円、クーポン券補助の2000万円という予算決定はとてつもなく大きな決断です。
幸いにも、現時点で市内には新型コロナの感染者はいませんが、そのような状況でも市内飲食店は大打撃を受けていて、様々な業種・事業所でも経済的な負担は大きくなっています。
今回の経済支援策は、市内の商店や事業所と市民の家計への応援企画です。
stay homeを心がけつつ、テイクアウトした総社の美味しいご飯で乗り切りましょう!
―― 総社市議会議員 山田雅徳 ――
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