元参議院議員で労働大臣などを務めた吉川芳男氏は、肺炎のため、4月6日に満86歳で亡くなりました。葬儀・告別式は近親者のみで執り行い、後日「お別れの会」が開かれる予定です。
吉川芳男氏は1931年10月25日、新潟県の生まれで享年満86歳でした。早稲田大学第一政治経済学部を卒業後、新潟県議会議員を5期務め、1983年の参議院議員選挙に立候補し初当選します。以後、3期連続当選を果たし、1983年から2001年まで18年間参議院議員を務めました。
1988年の竹下改造内閣では、科学技術政務次官に就任。2000年の第2次森内閣では、労働大臣として初入閣を果たします。なお、現在は「厚生労働大臣」と呼ばれるようになっているため、「労働大臣」と呼ばれたのは吉川氏が最後でした。
2001年の参議院議員選挙では自民党公認候補に決定したものの、健康上の理由で公認を辞退し、政界を引退しました。2001年には勲一等瑞宝章を受章しています。
この記事をシェアする
選挙ドットコムの最新記事をお届けします