任期満了に伴う堺市長選が10日告示され、大阪維新の会が公認する元府議で新人の永藤英機氏(41)と3選を目指す無所属で自民党・民進党・社民党・日本のこころが推薦する現職の竹山修身(おさみ)氏(67)が立候補しました。投開票は24日に行われます。
前回選挙に続き、維新候補と現職の一騎打ちとなったことから、注目を集めています。
永藤氏は1976年7月13日生まれで現在41歳です。1999年に大阪府立大学経済学部経済学科を卒業後、株式会社オービックに就職しSEとして勤務しました。2006年にファイナンシャルプランナーとして株式会社を設立し、2008年は地方都市の現状を知るため、バイクで47都道府県を視察しました。2009年は大阪と世界の大都市の比較を目的として、世界18都市を巡ったと、自身のホームページに記載しています。
政治家の道へ進み始めたのは2011年からです。大阪府議選に立候補し19,538票で初当選しました。さらに2015年には21,829票にて2度目の当選を果たしました(市長選のため今年8月8日に辞職)。
日本維新の会では学生局長を務め、府議としては政務活動費検査等協議会座長や総務常任委員会委員長を歴任しました。
ホームページでは、趣味は建築鑑賞・街歩き・料理、好きな言葉は「一期一会」、好きな小説家は村上春樹・東野圭吾、好物はラーメン・焼肉・日本酒と紹介されています。
永藤氏は8月26日、記者会見にてマニフェストを発表しました。今回掲げたキャッチフレーズは「停滞か、成長か」です。
具体的には
○ハコモノ行政の見直し
○市長の報酬を30%カット、退職金制度を廃止
○4歳・5歳児の幼稚園および保育園の教育費、がん検診の無償化
○路面電車「LRT」を計画・着手し市内の東西の交通網の整備を図る
○大阪府と大阪市が運営する大阪観光局へ参加し連携した観光政策を策定する
としています。
また、自身のホームページでは
私は、今の堺に足りないものは “活気”だと考えています。
「黄金の日日」のような活気を、現代の堺でも感じたい。堺には大きな可能性があります。
堺は、歴史、伝統、文化、産業、祭りなど、大阪市にもない魅力にあふれています。
そして今、大阪には追い風が吹いています。
急増する外国人観光客、2025年大阪万博の誘致、
2019年の百舌鳥・古市古墳群の世界遺産登録。
しかし今の行政体制のままでは、これらの絶好のチャンスを活かすことも、堺の魅力を存分に発揮することもできません。古い行政を徹底的に見直し、堺の成長を目指して、大阪はもちろん世界の経済を堺に呼び込みます。堺が停滞を抜け出して成長へと舵を切ることで、住民サービスを向上させることができます。
これまでの堺市政で成し得なかった、「市民生活の向上が実感できる」改革を実行します。今の堺市政に必要なのは「挑戦」です。
堺の人口が減り続ける状況で、このまま挑戦しなければ今の住民サービスを維持することすら難しい状況です。
維新はこれまで挑戦と実行を続けてきました。
堺のために、できること全てを行います。
夢と希望が持てる、活気ある堺にしましょう!
とのメッセージやマニフェストを掲げています。
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