民進党の細野豪志元環境相が、新党結成を視野に「新たな受け皿が必要だ」として、離党を検討していることが明らかにされました。民進党代表選が告示される今月21日よりも前に離党する意向とされています。
細野氏は滋賀県近江八幡市の出身で、現在は45歳です。
近江兄弟社中学校、滋賀県立彦根東高等学校を経て、京都大学の法学部を卒業しています。その後、三和総合研究所(現:三菱UFJリサーチ&コンサルティング)に入社し、民主党(当時)の公募を経て静岡県三島市に移り住み、2000年に初当選しました。
初当選となった2000年の第42回衆議院議員総選挙では民主党公認で旧静岡7区から出馬し、73,044票を獲得。2002年に選挙区の区割変更が実施され、2003年の第43回衆議院議員総選挙では静岡5区から出馬し、以降、これまで合計で6回の当選を果たしています。
環境大臣(第17代)、民主党幹事長(第13代)、民主党政策調査会長(第12代)など数々の要職を歴任しています。
昨年9月に行われた民進党代表選では自身の不出馬と蓮舫氏の支持を表明し、蓮舫氏当選後は、代表代行に就任しました。今年4月には、雑誌で憲法改正試案を公表し、これに対して「党の方針と異なる」との批判が相次いだことから「執行部の憲法改正に関する姿勢に不満がある」と代表代行を辞任していました。
細野氏は、自身のホームページにて
<趣 味>
スポーツ全般、演劇鑑賞・落語、能の謡<座右の銘>
振気:震えるぐらいの気合でやれば、やれないことは何もない。必ず道は開ける
と、記しています。
また、政策に関しては旧ホームページにて
民主党を創設し、政権交代を成し遂げた鳩山由紀夫元総理、菅直人元総理をはじめとする第一世代。細川政権が誕生した93年以降に当選し、民主党結党に参加した野田佳彦前総理、前原誠司前国家戦略担当大臣をはじめとした第二世代。私たちは、民主党が誕生した2000年以降に集った第三世代にあたります。
これまで、私たちは、民主党をけん引してきた第一、第二世代の下で研鑽と経験を積んできました。政権交代以降、私たちは、数々の挫折を経験する中で、これからは、私たち自身がリスクを取って、矢面に立って党を立て直し、国民のために奮起しなければならないと考えるようになりました。
この新世代5綱をもって、経国の大業を果たしたいと思います。
と述べた上で、
1.世襲政治、企業団体献金と決別する
2.政治は弱い人のためにある
3.新たな価値を生む土発経済の活性化
4.開かれた国益を実現する
5.平時は穏やかな政治、有事は大きな政治
と掲げています。
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