6月23日に告示され、7月2日に投開票が行われる東京都議会議員選挙。259名が定数127席を争うこの戦いに、各党・団体はどのような作戦で挑むのでしょうか?
「(こっちも忙しいんだから)どの政党が何をしたいのか一言で教えてよ!」という東京都民の皆様のために、各政党・団体が1番伝えたいメッセージである都議選に向けてのキャッチコピーをまとめてみました。
ぜひ投票先を決める参考にしてみてください!
※カッコ内は擁立者数(予定)。擁立者数順に掲載。
なお、記事の都合上、2名以上の候補者を擁立する政党・団体に限って掲載していますが、都議選には今回取り上げる以外にも様々な政党・団体が候補者を擁立しています。全候補者、全政党・団体の情報は、選挙ドットコムの特設サイトをご覧ください。
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都民ファーストの会とバチバチ火花を散らしている都議会自民党のキャッチコピーは「東京を世界で一番の都市に!」。
今回の都議選では都民ファーストの会所属候補の台頭に苦戦することが懸念されますが、政権与党らしい力強いシンプルなメッセージが掲げられていました。トップページの写真とコピーは自動で切り替わり、自民党からのメッセージを読むことができます。
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今回の都議選で最も注目されている!?都民ファーストの会のキャッチコピーは「ふるい都議会を、あたらしく!」。ホームページを訪れた人なら誰でも目に入る目立つ位置に大きく配置されています。
都民ファーストの会を率いる小池百合子都知事が、この1年間都議会の行政改革を行ってきたことをアピールしているような分かりやすいキャッチコピーですね。
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共産党の都議選スペシャルサイトでは、憲法のような国政の話題も、築地のような都政の話題も全部受け止める姿勢のキャッチコピーを発見。「対決軸は自公vs共産党」と、国政を意識したアピールをしています。
共産党東京都議会議員団のホームページでは都議選専用のキャッチコピーは掲げていないようでしたが、目立つ位置に「くらしと福祉を守ります」と言うコピーが掲げられていました。
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都民ファーストの会との連携を決めた公明党は、都議選に向けて「都民とともに『東京改革』」を断行します。」と掲げています。
しかし、都議選特設サイトには煽りキャッチコピーの姿はなく…
「都議会公明党3つの挑戦」という政策の内容がフィーチャーされていました。
政局争いや得票を煽るキャッチコピーよりも政策を重視した都民へのアプローチは、吉と出るか凶と出るか?要チェックです。
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民進党都連はホームページにキャッチコピーは掲載されていませんでしたので、民進党2017年東京マニフェスト(素案)を参照しました。
こちらで大きく掲げられたキャッチコピーは「都民とともに進む」。都民は民進党が自分とともに進んできてくれたかどうか、どのように判断するでしょうか!?
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「都民の”いのち”と”財産”を守る――、都民第一宣言。」
「東京・繁栄ナンバー1」
「日本を元気にするTOKYO2020 オリンピック・パラリンピックを旗印に」
と、キャッチコピーが充実していました。他の政党にも分けてあげたいくらいです。
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東京・生活者ネットワークのホームページは政党というより個人推しのようで、トップページも候補者の写真が順番に出てくるデザインになっていました。
政党として都議選に向けたキャッチコピーは掲載されていませんでしたが、政策ページに「チャンス!東京を変える」という一文を発見しました。これがキャッチコピーということで良いでしょうか!?
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日本維新の会は都議会では「東京維新の会」という名前を使っています。東京維新の会の基本政策集のサブタイトルに”グレーター(Great+er)東京”という言葉を使ったキャッチコピーを発見しました。
また、3月時点では「都議会をぶち壊す!東京をもっと強く!」という改革路線の維新らしいキャッチコピーのついた画像がホームページに掲載されていました。
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「都議は要らない」「民主主義をダイレクトに伝えるために地方議員を0に!」というインパクト抜群のキャッチコピーを掲げるのは地方議員ゼロの会。ホリエモンこと堀江貴文氏の発想を得て結党されたようですが、ご本人が表に出てくる予定はないそうです。
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かつてないほどに注目を浴びている今年の東京都議選。今回は「候補者を2名以上擁立している政党・団体」のみをご紹介しましたが、それ以外にも
・NHKから国民を守る党
・環境党
・希望ファーストの会
・行革110番
・区民ファーストの会
・国民ファーストの会
・都政を革新する会
・日本第一党
が候補者をそれぞれ1名、擁立しています。
うまくインターネットも活用していただき、有権者に判断材料をたくさん与えてほしいものです!
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