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【都議選解説】激戦! 女性の正・副議長が現職に挑戦【北多摩第四】

2017/6/9

平木 雅己

平木 雅己

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今回はその中から、激戦が予想される北多摩第四選挙区(清瀬市・東久留米市)を紹介します。

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これまで4回の選挙では、自民党・野島善司氏と民主党・山下太郎氏が議席を分け合ってきました。

自民党現職・野島氏は、東久留米市議や助役・都議の地方自治現場の経験を訴え、5期目を目指します。

共産党は、東久留米市議5期で副議長の新人・原紀子氏を擁立します。共産党は、直近2回(14衆院16参院)の国政比例票で1万6000票余の得票を得ています。特に去年(16年)の参院比例票の相対得票率は清瀬市19%、東久留米市17%と都内の1位2位を占め共産党が固い組織力を誇っている地域で、党勢と固い組織力を議席確保に結びつけることができるかどうか注目されます。

都民ファーストの会は、去年の都知事選挙で小池百合子氏が獲得した3万8000票余の勢いを議席獲得に結びつけるべく、東久留米市の市議会議長で市議4期の新人・細谷祥子氏を公認候補として擁立します。細谷氏は、救急医療体制や道路整備などを訴えます。

これまで民主党公認として4期連続当選の現職・山下太郎氏は、今回、都民ファーストの会の推薦を受け、無所属として5期目を目指します。山下氏は、地元の医療機関の拡充や行財政改革に取り組んできた実績をアピールします。

公明党は国政選挙比例票で1万票~1万1000票余を獲得していて、公明党支持層の態度決定が各候補者に影響を与えそうです。(6月5日 18時更新 ライター・選挙アナリスト 平木雅己)

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平木 雅己

平木 雅己

ライター、選挙アナリスト。 NHK社会部記者として、選挙報道事務局を長く勤め、「票読み」はじめ情勢分析や出口調査導入に尽力。小選挙区制度が導入され初めての衆議院議員選挙報道ではNHK会長賞を受賞。ゼネコン汚職、政治資金の不正など政治家が関わる多くの事件・疑惑も取材。 その後、連合事務局にスカウトされ、会長秘書(笹森清氏)を勤め選挙戦略の企画立案・候補者指導を担当、多くの議員の当選に尽力した。 政策担当秘書資格取得後、外務大臣政務官及び衆参国会議員秘書として、外交・安全保障、都市計画、防災、治安、雇用・消費者、地方自治、憲法などの委員会や本会議質問を作成、政策立案に携わる。

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