29万票獲得も落選。ネット界の伝説となった山田太郎氏が今後目指すものとは?
2016/11/17
任期満了に伴う阿蘇市長選は2月12日に告示され、いずれも無所属で、元県議で新人の佐藤雅司氏(66)、現職の佐藤義興氏(67)、新人の久保田一郎氏(75)の3名が立候補しました。投開票は2月19日です。
阿蘇市は昨年4月に発生した熊本地震で甚大な被害が発生した地域であり、今回は震災後初の首長選挙となります。2009年以来の選挙戦ともなりましたが、果たしてどの候補者が復興の舵取りを託されるでしょうか。
元県議の佐藤雅司氏が最も大切だと考えるのは市の財政再建です。今年1月に立候補を表明した際は「北海道夕張市のように財政破たんするのでは」と市の財政状況を危惧していましたが、今選挙の公約として赤字を出し続ける阿蘇医療センターの規模を適正化し、ふるさと納税を積極的に推進する、といった「阿蘇の食と観光」を結びつける提案をしました。
2003年4月から県議を3期務めた経験があり、それを活かして県との連携を深め復旧復興を目指したい考えです。市の主要産業を担う農家の負担を減らすため、県の復興基金の活用も併せて提案しています。
4選を目指す佐藤義興氏は、2005年の阿蘇、一の宮、波野の3町村合併による阿蘇市の誕生から市長を務めています。これまで3期について「旧町村の垣根をなくし阿蘇市としての意識を共有できるようになった」と評価しています。2012年には九州北部豪雨が、昨年には熊本地震や阿蘇山噴火があり、相次いで自然災害に見舞われていますが、その間も市政を率いていた経験を活かし4期目にはさらに魅力ある阿蘇市にしたい、と意気込みを語りました。
昨年9月にはすでに立候補を表明し、「これまでの取り組みや人的パイプを切らさず、復活と再生、発展を目指す」と意思を表明していた佐藤義興氏。市の財源には限りがあるため、自らの国とのパイプを活かしたい考えです。
久保田氏は食肉加工販売会社の社長で、これまで阿蘇特産の「あか牛」の加工販売やレストランを経営し、普及に努めてきました。政治経験はないものの、社長として、また大学生協の理事としてさまざまな事業や再建に取り組んできた実績を活かしたい考えです。
熊本大学の在学中には、学生でありながら同大学の厚生組合専務理事を務め、その後に設立した同大生活協同組合の初代専務理事に就きました。団体常務理事などを経て、起業後は農業体験型の修学旅行の誘致なども手がけるなど、阿蘇の環境や風土を活かした町おこしにも一役買っています。
「今の阿蘇市には経営者の感覚を持った市長が必要」と訴える久保田氏。国道57号とJRの復旧を一刻も早く実現したいと述べ、地元に寄り添いながら地道な選挙活動を展開します。
前回は佐藤義興氏が無投票で3期目の当選を果たしました。今回は被災後の阿蘇市の復興を志した3名の候補者による選挙戦となります。経験や実績の異なる候補者の中から、市民が最も復興を託そうと支持を集めるのは誰でしょうか。
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