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【西東京市長選挙】争点は庁舎。 現職 丸山浩一氏 VS 新人 杉山昭吉氏

2017/2/1

選挙ドットコム編集部

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任期満了に伴う西東京市長選が1月29日に告示され、いずれも無所属で、現職で自民党・公明党が推薦する丸山浩一氏(69)、新人で共産党・自由党が推薦する杉山昭吉氏(67)が立候補しました。投開票は2月5日に行われます。

今回の最大の争点は庁舎統合問題が考えられます。庁舎は「耐用期限が2033年の田無のみに統合し、耐用期限が迫る保谷は取り壊す」というのが現市長の意向です。市民はどのような庁舎を望んでいるのでしょうか。

 

 

健康で元気な西東京市を作りたい。現職 丸山浩一氏

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再選を目指す丸山氏は「健康応援都市の実現」を公約の1つに掲げています。健康を施策の中心に据えた市政は、医師としての経験が大いに活かされると考えられます。また見守り、防犯、防災など、地域包括ケアシステムを作るためのコミュニティを確立させ、地域づくりからのまちづくりを実現させることができる、と訴えます。

1期目は在宅療養連携支援センターの開設、田無と保谷に別れている庁舎統合に向けて取り組んできました。市民の健康水準の向上や、経済や環境、さらに教育にも「まち全体が元気で健康に」なるための取り組みが必要と考えています。そして、元気で健康な西東京市を実現することで、住み続けたいまち、住みたいまち「西東京市」を目指します。

丸山氏は東京慈恵会医大を卒業後、都立病院に医師として勤務、都医療政策部長、都児童相談センター所長を務めました。再選したら災害に強い都市インフラの整備を実現させ、次世代への責任を果たしたいと決意を新たにしています。

 

 

保谷庁舎を残すことは市民本位の計画である。新人 杉山昭吉氏

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「市民のくらしが第一の市政」をキャッチフレーズに掲げた杉山氏。市民の暮らしを圧迫している国民健康保険料や介護保険料、保育料の引き下げが必要だ、と訴えます。現時点では負担が大きいのにサービスが低下している、と杉山氏は見ています。また「庁舎統合を見直し、保谷庁舎の取り壊しは白紙に戻すべき」「保谷庁舎の耐震診断を実施し、補修を施せば利用できる。これが市民本位の計画だ。」と主張します。そして保育所の増設や労働問題を担った経験を活かし、人にやさしい市政を目指します。

杉山氏は海上電機(現カイジョー)に入社、後にJMIUカイジョー支部委員長を勤めました。現在は市民団体役員や共産党の西東京市委員長を務めています。

 

前回の投票率は36.93%。庁舎問題の判断を下す今回は?

平成13年には49.64%だった西東京市長選挙の投票率ですが、その後は低下しています。前回の市長選は市民の注目度が低かったのか、投票率は回復しませんでした。医療・福祉政策についても双方の主張が異なりますが、何といっても今回は庁舎問題が最大の争点です。市民はどのような判断をするか、関心が集まるでしょう。

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