「AI市長」候補は至って真面目。「AIに仕事を任せる」ことで多摩を最先端へ|候補者インタビュー
2018/04/13
任期満了に伴う滋賀県高島市長選挙が1月22日に告示され、いずれも無所属で新人、前市議の熊谷もも氏(40)と、現職の福井正明氏(65)が立候補しました。投開票は29日です。
今回の最大の争点は新庁舎の位置問題です。現在、高島市では庁舎整備について市長と議会が対立しており、「高島市役所の位置を定める条例」に従って今津町に設置するか、あるいは住民投票で多数が集まった新旭町にするか、対立しています。2015年4月12日の住民投票では、旧新旭町役場を増改築する案に賛成票が多数集まったものの、福井氏が今津町への設置を変更するために改正条例案を提出。しかし議会によって否決され、住民投票の結果が無視される形となりました。
新人の熊谷氏は、もともと市長の与党会派の一員でした。しかし、2015年4月に行われた市庁舎整備問題の住民投票が「強引だった」とし、会派を脱退しています。条例では市庁舎位置を今津町と定めていますが、合併協定はこの前提を軽視している、と熊谷氏は述べ、「公共施設の半減計画、職員数の削減といった市政が続くことを懸念し、現職の無投票当選を避けるために立候補を決意した、と言います。
市議会議員を務めていた熊谷氏は、「おはようございます」と大きな声であいさつをして議場に入る習慣がありました。笑顔を絶やさない明朗快活な人柄に、同僚議員たちも親近感を持っています。プライベートでは3人の子供の母。この選挙に当選したら、「人の心に寄り添い、市長室から外へ出て地域の声を直接聞きたい」と意気込みを語りました。
現職の福井氏は、市庁舎整備問題についての住民投票を実施し、多数の意見を尊重して条例を改正しようとしました。しかし議会によって否決され、議会からは「手法が強引」と非難されています。
福井氏は「遠い将来から現在を見てどうするべきかを考えている。公約は9割程度達成したが、まだ道半ば」として再選を目指して立候補しました。
この4年間は2013年9月の大雨による鴨川決壊、同年10月のオスプレイ訓練飛来、14年の市環境センターでのダイオキシン濃度の基準超過、15年7月の陸自演習場から重機関銃弾の着弾などに対応してきました。合併13年目を迎え、人口減少問題など先手を打たなければならない問題があると感じている現在、再選を果たすことができればさらに市民意識に近い市政を目指す、と決意を新たにしています。
市民がどの位置に庁舎を望んでいるか、ということが得票数に大きく影響すると考えられる今回の選挙。住民投票の結果を受けて条例改正案を提出した福井氏と、その対応を問題視した熊谷氏との対決となりました。
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