【高島市長選挙】庁舎の設置場所? 新人・熊谷もも氏 VS 現職・福井正明氏

2017/01/27

TOPページピックアップ記事

コラム

選挙ドットコム編集部

任期満了に伴う滋賀県高島市長選挙が1月22日に告示され、いずれも無所属で新人、前市議の熊谷もも氏(40)と、現職の福井正明氏(65)が立候補しました。投開票は29日です。

今回の最大の争点は新庁舎の位置問題です。現在、高島市では庁舎整備について市長と議会が対立しており、「高島市役所の位置を定める条例」に従って今津町に設置するか、あるいは住民投票で多数が集まった新旭町にするか、対立しています。2015年4月12日の住民投票では、旧新旭町役場を増改築する案に賛成票が多数集まったものの、福井氏が今津町への設置を変更するために改正条例案を提出。しかし議会によって否決され、住民投票の結果が無視される形となりました。

合併協定に基づき庁舎は今津町へ。新人 熊谷もも氏

新人の熊谷氏は、もともと市長の与党会派の一員でした。しかし、2015年4月に行われた市庁舎整備問題の住民投票が「強引だった」とし、会派を脱退しています。条例では市庁舎位置を今津町と定めていますが、合併協定はこの前提を軽視している、と熊谷氏は述べ、「公共施設の半減計画、職員数の削減といった市政が続くことを懸念し、現職の無投票当選を避けるために立候補を決意した、と言います。

市議会議員を務めていた熊谷氏は、「おはようございます」と大きな声であいさつをして議場に入る習慣がありました。笑顔を絶やさない明朗快活な人柄に、同僚議員たちも親近感を持っています。プライベートでは3人の子供の母。この選挙に当選したら、「人の心に寄り添い、市長室から外へ出て地域の声を直接聞きたい」と意気込みを語りました。

住民の意見を尊重し庁舎は新旭町へ移転を。現職 福井正明氏

現職の福井氏は、市庁舎整備問題についての住民投票を実施し、多数の意見を尊重して条例を改正しようとしました。しかし議会によって否決され、議会からは「手法が強引」と非難されています。
福井氏は「遠い将来から現在を見てどうするべきかを考えている。公約は9割程度達成したが、まだ道半ば」として再選を目指して立候補しました。

この4年間は2013年9月の大雨による鴨川決壊、同年10月のオスプレイ訓練飛来、14年の市環境センターでのダイオキシン濃度の基準超過、15年7月の陸自演習場から重機関銃弾の着弾などに対応してきました。合併13年目を迎え、人口減少問題など先手を打たなければならない問題があると感じている現在、再選を果たすことができればさらに市民意識に近い市政を目指す、と決意を新たにしています。

前回の投票率は72.14%。本庁舎の移転先を決定づけそうな今回の選挙では?

市民がどの位置に庁舎を望んでいるか、ということが得票数に大きく影響すると考えられる今回の選挙。住民投票の結果を受けて条例改正案を提出した福井氏と、その対応を問題視した熊谷氏との対決となりました。

この記事をシェアする

選挙ドットコム編集部

2023年に年間1億PVを突破した国内最大級の政治・選挙ポータルサイト「選挙ドットコム」を運営しています。元地方議員、元選挙プランナー、大手メディアのニュースサイト制作・編集、地方選挙に関する専門紙記者など様々な経験を持つ『選挙好き』な変わった人々が、『選挙をもっとオモシロク』を合言葉に、選挙や政治家に関連するニュース、コラム、インタビューなど、様々なコンテンツを発信していきます。

選挙ドットコムの最新記事をお届けします

関連記事

「AI市長」候補は至って真面目。「AIに仕事を任せる」ことで多摩を最先端へ|候補者インタビュー

2018/04/13

2017年 第48回衆議院選挙。埼玉県第14区選挙区から立候補予定の鈴木義弘(すずき よしひろ)氏の人柄・学歴・経歴は?

2017/09/20

13日告示の合志市長選挙|現職の荒木義行氏が無投票で当選 熊本県

2022/03/14

モバイルバージョンを終了