前橋市長選は現新6人の大混戦! 2月9日投開票 群馬県
2020/02/06
10月8日にトランプ氏の2005年の発言が暴露報道されて以降、トランプ氏批判が止まりません。これまで辛うじてトランプ氏を支持、あるいは態度を保留していた共和党政治家やメディアで公にトランプ氏を不支持しました。
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とりわけ衝撃を与えたのが、連邦議会の共和党トップ、ポール・ライアン下院議長の支持撤回でした。本来であれば、共和党トップは共和党の大統領候補であるトランプ氏と協力して、大統領選挙と同日に行われる下院議員選挙との双方で勝利を目指すのが普通です。
しかし、今回ライアン氏はトランプ氏の支持を撤回したことにより、大統領選挙での勝利を諦めたことになります。他にも、総勢160名以上の共和党連邦議員や州知事、政府高官経験者が既にトランプ氏不支持を表明しています。それだけ、トランプ氏の発言が波紋を広げているのです。
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トランプ離れは政治家やメディアといったアメリカの「エリート」「エスタブリッシュメント」における話です。実際に投票する有権者の多くは実は、トランプ氏の支持を止めていないのです。
アメリカのメディアによる世論調査を見てみましょう。
(Los Angeles TimesとUSC Trackingより)
アメリカの世論調査は、調査機関によって結果が大きく異なることも珍しくありません。今回も同時期にクリントン氏のリードを伝える他の調査結果もあり、上記引用の結果のみでトランプ氏リードだと断定することはできません。しかし、トランプ氏の今回の暴言報道後もなお大きく支持率を落としていないことがわかります。
トランプ氏の暴言はこれまで流出した中で、最も醜悪なものでした。これから先も、おそらく今回以上の暴言が生まれることはないでしょう。そのため大統領選までの間に、トランプ氏は大きく支持率を落とさないと思われます。それだけ、トランプ氏の支持は堅いのです。それはクリントン氏への不信感が強いとも言えます。
つまり、今なおトランプ氏を支持する人々は「どうしてもクリントン氏を支持しない人々」と言って良いでしょう。
では、この「どうしてもクリントン氏を支持しない人々」はどのような人たちなのでしょうか。大きく2パターンいます。
次ページ:意外? クリントン氏を嫌いな人たちはこんな人!
キリスト教信者で、信仰内容が政策に反映されることを望んでいる人々は、クリントン氏を支持していません。
キリスト教で、福音派と呼ばれる人たちはアメリカの人口の25%あまりを占めます。共和党予備選挙で最後までトランプ氏と争ったテッド・クルーズ氏もこのグループです。そのうち45%あまりの人がトランプ氏を支持し、クリントン氏は31%の支持に留まります。
リーマン・ショック後の不況から自分たちの貧しくなり、格差に苦しみむ層は大勢います。クリントン氏に限らず政治や経済を動かしてきたトップ・エリートが政治を行っても生活が良くならなかったと感じ、反発しています。そのためエリートではダメだ劇的に世の中を変えて欲しいと願い、「変革」としてトランプ氏を待望しているのです。
彼らは、トランプ氏を批判するメディアもエリートと認識していて、メディアのトランプ氏の痛烈な批判は耳に届かないのです。
今回のトランプ氏の暴言によって、多くのメディアはクリントン氏の当選の見込みを伝えています。しかし、今回の選挙で現れた「どうしてもクリントン氏を支持しない人々」は、その後の政権運営やアメリカ政治そのものに深い影を落とすものと思われます。
例えば、トランプ氏を支持する人々に対して、クリントン氏は国の未来や自身の政策を訴え、応援してもらう事ができるでしょうか。クリントン氏は当選すれば、アメリカ世論を分断する困難な問題に取り組まなければなりません。
しかし、クリントン氏への不信感は根強いものがあります。果たして、この壁を乗り越えることはできるでしょうか。
そして、トランプ氏の台頭を背景として、人種差別主義者の動きが活発化しています。彼らはトランプ氏が自らの主張を反映しているとして、熱烈に支持しています。
アメリカでは人種差別問題が歴史に深い影を落としてきました。差別との戦いは今なお続いています。今回トランプ氏の台頭によって、差別との戦いは大きく後退するでしょう。
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