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小池都政に埋没するも地道に活動。東京10区 鈴木ようすけ候補インタビュー

2016/10/11

選挙ドットコム編集部

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10月23日(日)に予定されている衆議院議員補欠選挙。東京10区は、若狭勝氏(自民党)と鈴木ようすけ氏(民進党)、吉井としみつ氏(幸福実現党)などの名前が上がっています。

支持率の高い小池都政に注目が集まっている中での選挙となり、補選への感心も低く、報道量もあまり多くなっていません。今回は、知名度向上に苦戦している民進党公認候補の鈴木ようすけ氏にインタビューを行いました。
安倍政権に立ち向かう意気込みや、苦戦を強いられている選挙戦の率直な感想などをお伝えします。
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豊島・練馬の魅力は「飾らないところ」

-編集部:鈴木ようすけさんの経歴を見て驚きました。現在の選挙区である豊島区の北大塚で生まれて、西巣鴨小学校に進み、その後は大学も池袋にある立教大学に進学されています。小学校・中学校・高校までは地元の学校に通うのは普通ですが、大学に進むタイミングで地元を離れる人が大勢いると思います。ずっと豊島区を中心に生活されているのは珍しい経歴ですね。

-鈴木ようすけ候補:大学卒業後はNHKに入局したのですが、そこでも池袋などを管轄する警視庁の「第五方面」の担当でした。その後も立教大学の経済学部で講師として教えていたこともありましたし、国土交通省で観光担当の委員もしていました。幼少期から今までずっと豊島区・練馬で過ごしており、人生のゴールは、豊島区の近隣にある落合斎場や町屋斎場にお世話になるだろうと思っています(笑)

地元出身・地元育ちで地域について詳しく知っているというだけではなく、この地域の課題を解決する経験も一通り揃えていると自負しています。
今回の選挙に関しても、地元生まれ・地元育ちですので、地元のことをよく知っている自信はあります。地元の問題を解決することが、国の課題の解決につながることですので、そこは私の大きな強みだと思っています。

(鈴木ようすけ氏の経歴。 公式HPより)
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1975 豊島区北大塚生まれ 西巣鴨小学校・立教大学経済学部卒業 レスリング部キャプテン
学生時代にアフガニスタン、ルワンダ、ボスニアなど紛争地をめぐる。
世界の理不尽で残酷な現実を前に、政治家を志す。
NHK入局 事件記者としてオウム真理教事件など担当 取材特賞 5回
コロンビア大学 大学院修了 行政学修士(都市政策)
LSE(ロンドン経済政治学院)修了 行政学修士(経済政策)
立教大学経済学部兼任講師、
国土交通省関東運輸局 関東観光まちづくりアドバイザリ-(編集部)会議 委員など歴任
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-編集部:地元である豊島区が好きなんですね

-鈴木ようすけ候補:私の生まれ育った大塚エリアは、駅を出ればすぐに風俗店が目に入るような場所で正直下品な印象を持つ方もいると思います。ただ、この町並みにはある意味「飾らない人間味」があると思うんです。下町のような人情味溢れる土地柄で、気取らずにTシャツとサンダルで出歩ける街です。そんな街だからこそ、外から引越してきた人もすぐに溶け込めますし、最近では海外の方も大勢住んでいます。
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民進党 蓮舫代表 初の大型選挙。厳しい言葉も

-編集部:今回の補選は、民進党にとっては蓮舫新代表の初選挙です。蓮舫代表も力を入れているのでしょうか?

-鈴木ようすけ候補:これまでに3度足を運んでいただいて、一緒にマイクも持っていますし、出陣式にも来ていただく予定です。
実は応援だけではなく、「演説が下手だ!もっと上手くなれ!」とお叱りもいただきました。その点も含めて、気にかけてくださっているようで嬉しいですね。
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-編集部:蓮舫新代表になってから、街頭演説の反応などは変わりましたか? 期待感のようなものを感じますか?

-鈴木ようすけ候補:2つのタイプに分類されるように感じています。
「蓮舫さんに期待しているよ!」という声と、「蓮舫さんなんて大っ嫌いだ!」という2種類です。でも、批判してくださる方も含めて、民進党に注目してくれている証拠だと思います。その意味では期待感は高まっているように思えます。
ただ、民進党や蓮舫代表個人への期待感で終わってはいけません。その期待感を、私への期待感に変えて行かなければなりません。情けない話ですが、その作業はまだ残っており私自身が成長する必要があります。

 また、私自身も、蓮舫代表に期待しています。これまでは経済成長一辺倒の政治が続いていましたが、蓮舫代表の言う「分配の経済」に変えていって欲しいと願っています。社会の再分配機能を強化するというビジョンには共感していますし、成長優先から分配する経済に変えていくことで、子どもを育てていく若い人たちの可能性を広げていく。今回の補欠選挙も、そのための先兵だと認識しています。

-編集部:野党共闘がギリギリまでどうなるか分からない状況も続いていますね(インタビューは共産党が独自候補を取り下げるより前の10月3日に実施)

-鈴木ようすけ候補:私は「共産党さんも独自の候補を擁立する」という前提で準備を進めています。もし辞退いただける場合は、是々非々で話し合っていきたいと思っています。

実は、今年の夏の都知事選の影響で、共産党の独自候補の岸良信さんとは何度も交流をして、良い関係性を築けています。とても穏やかで柔軟な考えを持つとても頭の良い方、という印象です。
もし辞退いただける場合もスムーズに政策の調整などを進められると思っています。

ただ、野党共闘は現場で決めることではなく、党の上の方で決めることですので、党の方針には従うつもりです。野党共闘は当初は難航していると言われていましたが、これだけ小池百合子都知事への注目が集まっている中では、候補者同士が協力しなくては小池知事のイメージが強い若狭勝さんに対抗できないと思っています。

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