【追悼・藤川晋之助氏】「政治は人を好きにならないと出来ない仕事」”選挙の神様”が残した次世代への言葉3選
2025/03/11
小池百合子都知事が10年間にわたって地盤にしてきた衆院東京10区(10月11日告示、23日投開票)。小池氏が都政に転出したことに伴う10区補選が、間近に迫ってきました。この選挙区を巡っては、自民党公認候補で小池氏とも関係が深い若狭勝氏、野党共闘を担う民進党公認の鈴木庸介氏の対決が注目されています。今回は蓮舫代表の初陣、来る総選挙に向けた野党共闘の前哨戦と、重要な役割を持った鈴木氏にスポットを当て、学歴・経歴・人柄などをご紹介します。
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鈴木氏は豊島区北大塚生まれの40歳。地元の小学校を卒業し、立教高校、立教大学経済学部卒業します。大学卒業後はNHK入局。事件記者としてオウム真理教事件など担当し、取材特賞5回受賞しています。
コロンビア大学大学院では行政学修士(都市政策)、LSE(ロンドン経済政治学院)では行政学修士(経済政策)を取得します。また、その学びを活かし現在は、立教大学経済学部兼任講師、国土交通省関東運輸局 関東観光まちづくりアドバイザリー会議で委員など歴任しています。
そしてついに、学生時代のある経験から志すようになった政治家になるべく、民進党の公認を受け東京10区補選に名乗りをあげました。
次に鈴木氏のルーツを形成し、政治家を目指すようになった直接のきっかけとなった出来事をご紹介します。
鈴木氏は、祖父から聞いた戦争の話をきっかけに「本当に戦争の恐ろしさを知る人間になりたい」との思いを抱き、大学時代にアフガニスタン、ボスニア、パレスチナなどの紛争地域を回ります。それぞれの地では、残酷なまでの格差を目の当たりにし、格差がもたらす不安定さ、それが行き着くところまでいってしまった戦争の姿を知りました。「日本をこのようにしてはいけない。」そのように強く思ったのが政治家を志した原点であると言います。
(鈴木ようすけ氏HPより)
鈴木氏は「分配の経済」によって、分厚い中間層の復活による格差のない社会を目指します。現在の自民党が行うような法人税率の引き下げなどではなく、社会政策によって中間層にも富を分配することで、日本のGDPの約6割を担う個人消費を活発にします。分厚い中間層の復活へ向け、教育機会の提供や、新しいイノベーションの創出、非正規労働者と正規労働者の格差是正を目指します。
また、コロンビア大学大学院で都市政策を学んだ経験、海外から外国人観光客をよびこむ「インバウンド観光政策」の専門家として国土交通省の委員を勤めた経験から、これからの日本経済の1つの柱になっていくであろう外国人政策を進め「より魅力的な日本」を作ることに積極的な意志を持っています。
(鈴木ようすけ氏Facebookより)
地元で生まれ育ったという鈴木氏は10区で、2つの大きな相手と戦うことになります。1つは小池氏が拠点とする都庁。もう1つは自民党です。小池氏&自民党陣営との厳しい戦いになることは必至でしょう。
しかし鈴木氏は覚悟を持ち、その上で「いくら2つの突風が吹いても、祖父の代から100年、この地に住んでいる者として、つぼみを吹き飛ばされるわけにはいかない。風に耐えて(当選の)花を咲かせる」と訴えています。
190cmの身長を持ち大学時代レスリング部のキャプテンを勤めていた鈴木氏。
この大きな2つの相手を前にどのような戦いを見せるのか、注目です。
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