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スポーツ好きは8割、政治関心は6割。各種データから政治とオリンピックを比較してみた

2016/8/14

古井 康介

古井 康介

今回は世界中が夢中になっている「スポーツ」を、様々なデータを用いながら政治と比較していきます。地域ごとにチームがあり、サポーターが応援することで選手と共に一丸となって勝利を目指すプロスポーツは、何かと政治と共通する点も多いもの(?)
様々なデータに隠れた意外な事実をお楽しみください。

 

 

政治に興味のある若者は約6割vsスポーツ好きな国民は約8割

まずは好き嫌い・関心の有無に関するデータから見ていきましょう。昨今のオリンピックでも盛り上がりを見せるスポーツは、「スポーツ誌」と呼ばれるスポーツに特化した新聞がコンビニや駅ナカに並ぶほどの人気っぷり。駅に行けば時たま演説をしている政治家を見かけることもあるかもしれませんが、人々の反応はドライそのもの。スポーツ紙が飛ぶように売れる中で、政治家のビラを受け取る人はほとんどいないような、そんな印象を受けます。では実際人々はどれくらいスポーツが好きなのでしょうか。はたまた、政治はそんなに嫌いであり興味が無いのでしょうか。

 

答えとしては、国民の8割以上がスポーツを好きと答え、スポーツが嫌いだと言う人は1割~2割の間に留まるというデータがあります。
また、政治に関心のある若者は、およそ6割。興味深いのはそのデータが最も投票率が低く、政治への関心が無いと言われている若者を対象としたものであるということです。駅で受ける印象程、政治は嫌われていないのかもしれません。

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人気No.1スポーツは野球、人気No.1学部系統は「社会科学」

今度は人気度を見ていきましょう。中央調査会が出した人気スポーツに関するアンケート結果では、スポーツの中では野球がダントツでNo.1の人気を得ていました。先日はイチロー選手が3000本安打を記録したことが話題になり、CMやSNSでもよく目にした印象がありますが、やはり日本人は野球が大好きなようです。

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一方、政治や社会に関することに人々はどれくらい興味があるのでしょうか。受験生の人気学部から見てみましょう。河合塾が出している調査では、人気No.1の学部系統は私立では断トツで社会科学(法・政治・経済・経営・商など)があがりました。定員数の問題もあるのかとは思いますが、多くの受験生にとって最も学びたい学問系統は社会科学との見方もできるのかもしれません。ちなみに国公立大学の中では社会科学は第2位の志願者数となっていました。

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投票率54%が意味するところ―野球よりもサッカーよりも人を動員している「選挙」

さて、以上のデータを踏まえたときに例えば7月に行われた参院選の投票率54%というのは、意外と驚異的な数字かもしれません。日本人の有権者数は約1億620万人(H28.7.10時点、出典 総務省)なのですが、その54%と言うと約5800万人。1年間にJリーグを訪れる人とほぼ同数でセ・パリーグに訪れる人のおよそ2倍近くに相当します。これをたった2週間ほどで動員してしまうのですから、その差は圧倒的です。

もちろん、選挙はスポーツと違って「娯楽」ではなく比較することがそもそも誤りであるという反論があるかもしれません。しかし、ここで取り上げたいのはその動員数の多寡に限りますのであしからず。

 

 

本当に政治は「人気が無い」?

選挙や政治では、何かとネガティブな報道が繰り広げられ、投票率も低さばかりが強調されています。たしかに参加しなかった人ばかりい目を向けてしまえば、それは確かにとてつもない数の人が選挙に行かなかったことになり、それはそれは多くの人が政治に興味が無い印象を受けるかもしれません。しかし前回の参院選、18歳だけで見れば6割以上が投票に行った都道府県も複数存在し、都内では7割以上の投票率を誇る区もあったほど。日本で大きく人気を誇る野球やサッカーなどとは比べ物にならない人々を動員しているうちはまだまだ「政治人気」も捨てたもんではないのかもしれません。
これだけ人々が関心を向け、(いやいやながらも?)関わっている政治です。「快挙!人気のあの政治家が名プレーを国会で実践!」「伝説!あの政治家が議員立法〇本達成!」…そんなスポーツ紙で見るようなポジティブな記事が増えれば、政治に対する世の中の空気感ももしかしたら大きく変わる、そんな日が来るのではないでしょうか。

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古井 康介

古井 康介

1995年富山県生まれ。慶應義塾大学経済学部在学中。専攻は社会政策、新しい公共、安全保障・外交政策。 NPO法人「僕らの一歩が日本を変える。」ディレクターとして、全国で「票育授業」のプロデュースやハード面の設計から、当日の司会進行までを担当。

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