政治家の本当の姿を伝える、選挙ドットコム「政治家インタビュー企画」。
今回は、民進党から渋谷区で東京都政への挑戦を準備している浜田ひろき氏にお話をうかがいました。
浜田氏は、東京大学教養学部を卒業後、民間企業勤務を経て、渋谷区議会議員を2期務めました。現在は民進党渋谷区支部の幹事長を務めています。
<参考>ホームページ:http://hamada.to/
鹿児島生まれで西郷隆盛に憧れ、自分は生まれ変わりだと思って育ちました。現代でいうとその仕事は政治家なのではないかと。それで中高生のころに生徒会活動をしたり、将来を強く意識しながら政治に近い活動をしてきました。
だけど、その中で最終的に気付いたことが、「政治家にならないようにする」ということです。
私は、特別な人が政治家になるのではなく、誰もが政治に参加し、誰もが議員になることができ、議会に参加して問題を解決していくことができるというのが理想の民主主義であると考えています。
議員になったらなりっぱなし、人材の流動があまりないという問題を抱えた現在の政治の世界に、私のような会社員が飛び込むことで、誰もが政治に関与できる体制をつくる第一歩を踏み出してみたかったのです。
常に弱い人、少数の人に寄り添っていきたい。
多数決の中で光の当たらない人をどう救っていくか、を常に意識しています
私が力を入れている政策は、主に3つあります。
まず、子育て施策です。渋谷区と東京都が連携して都有地を活用したり、様々な制度をしっかりと活用していきたいです。「保活」という言葉が象徴するように信頼されていない制度にはメスを入れ、抜本的な待機児童解消政策と、子育て世帯の支援をしたいです。
次に、防災ですね。例えば、私が区議会議員を務めていた渋谷区では、災害時には帰宅困難者問題が大きな課題になると思います。働きに来たり、学びに来たり、お買い物に来たりした人々が家に帰れなくなってしまった時に、しっかりと帰宅困難者のための避難収容施設を整備したり、各区と連携して啓発活動が必要です。訪れた人が守られなければ、渋谷区に住んでいる人も守られなくなってしまいますからね。
最後に、東京都議会に緊張感をもたらしたいと思っています。議会の中も、知事と議会との関係もですね。これは私が従来から訴えていることです。もっと与野党で時間を取って話し合った方が良いと思いますし、議員特権についても都議会議員が自ら襟を正すことが必要です。
そして、政治とカネの問題を三度起こさないために、情報公開制度を整備したいと考えています。今回の舛添都知事の問題はマスコミによって明るみに出ましたが、都民が手に取れるような情報公開をすべきです。東京都は他の自治体と比べても情報公開が遅れています。むしろ他の自治体よりも一歩進んだ情報公開をしていかないといけないのではないでしょうか。
渋谷区議会議員時代には、クラブ規制・ダンス規制問題について、表現の自由を守るために区民の方からの請願を取り上げ意見書を提出する等してきました。
2020年の東京オリンピックパラリンピックについては、経済効果よりも本来の目的に重点を置いたコンパクトなものが理想であると考えています。現在の傾向は、商業主義に走りすぎている印象を受けますね。
選挙、投票というのは非常に大切なものであると認識しております。
しかし、選挙の時期のみならず、普段の発言や日頃の行動が投票結果に表れてくるものであると考えます。最終的に確認する場と考えていますね。選挙の主役は私たち候補者ではないと考えています。より多くの方々に参加していただいて、より良い社会を作るための、話し合いの最終的な場ではないでしょうか。
インターネットでの選挙活動が解禁されたことは良かったと考えています。しかし、選挙活動期間に関わらず、常にしっかりと意見を発信したり、いただいたり、双方向に活用していきたいと考えています。
1997年頃に簡単な自分のホームページを作りましたが、最近は新しいSNSがどんどん出てきますね。正直なところ、日々の技術革新に追いつけていない点もあるのですが、せっかくの双方向の意見交換ができるツールですから、今後もSNSやインターネットは活用していきたいと思いますね。
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03-5212-4377 担当:苅部 karibe@jcos.net / 工藤 kudo@jcos.net
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