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自民党東京都参議院選挙区支部長に就任した、元ビーチバレーボール オリンピック日本代表の朝日健太郎氏。「東京からだれもが輝ける社会へ」というテーマを掲げる朝日さんに、前編に引き続き、実現したい “政策”と“想い”について取材しました。
目次
政治家を目指す人間として、自分の政治理念や、社会をこうしていきたいというメッセージのことは、よりスピーディに届けたいですね。ただし、全ての方がインターネットを利用しているとは限りませんので、紙などの広報物も併用していくつもりです。
今は情報の行き交いがとにかく速いので、皆さん、インプットとアウトプットが簡素化されていますよね。政治のやり方もそれに近づけていかないと、理解は得られないだろうと思っています。私も、これまでの選挙で候補者の作ったビラや冊子を読んだことがありますが、何ページにもわたって「自分の考える課題」の説明が書いてあるようなものは、やっぱり読みにくいと感じていました。特に若い世代は、やはり媒体紙よりSNSの方が馴染み深いでしょうから、ネットを通じて短時間でわかりやすく、細部にまで届けていきたいです。
TwitterとFacebookをメインに、日々の活動を更新しています。ただ、まだまだやりたいことがあります。せっかく、有権者と双方向的に使えるツールがあるんだから、最大限使っていきたいなと思っています。選挙に向けた活動をしていると、落ち着いた時間がなかなかとれなくて。忙しい中で、どう簡潔に想いを伝えていくかが今の課題ですね。写真をつけると皆さんの目に留まりやすいというのは実感しているので、スタッフが撮影してくれたキャッチーな写真をあげるようにしています。動画も活用していきたいですね。
安倍総裁の第一声は、「やっぱり背が高いね」でした(笑)。新人なので、とにかくひとりでも多くの方と握手をして、しっかりと情熱を伝えて欲しいと……。また、「朝日さんが世界の強力なアタックを受けてきたその腕で、今度はボールではなく、国民の皆さんの声をしっかりとレシーブして、国政に活かしてほしい」というお言葉をいただきました。バレーボールに例えてくださったので非常に励みになり、ますます尊敬の気持ちが強くなりました。
名前を覚えてもらうために、街に出てビラを配ったり話をしたりしています。その中で感じたのは、思っていた以上にスポーツに関心のある方が多いということですね。特に男性が「よく見ていました」「バレーボール好きです」などと声をかけてくださるので、とても励みになっています。
スポーツという言葉に反応して握手してくださる方も多いんです。身近で、前向きな話題だと感じてくださるんでしょうね。スポーツを政策の中心にしっかりとおいて、社会課題を解決していくことができれば、自然と政治に対する理解も得やすくなるのではないかと感じています。
悩ましいのは、街頭で有権者の方がたと接点を持てる時間は非常に短いということですね。短い中で私が目指す「5つの未来」について伝えていくためには、かなりの情熱を込めて訴えていかないといけない。まだまだビラを受け取っていただけないことも多いので、もっと関心を持っていただけるよう、想いをしっかりと伝えていきたいです。
「だれもが輝ける社会」、というのが私の掲げるテーマです。幅広い年代の方々が社会の中でかかわりあい、活躍することができる。そんな社会を築いていきたいと思っています。そのための大きな課題は、やはり2020年の東京オリンピックを成功させることです。
私は北京オリンピックとロンドンオリンピックに出場しています。その時に印象深かったのが、市民の方々が年代問わず、お年寄りから子供までボランティアとして参加されていたことでした。オリンピックは、アスリートだけのものではありません。観客、運営、ボランティアの皆が力を合わせるからこそ、アスリートは良い結果を出し、遠くでテレビ観戦しているひとたちにも勇気を与えることができる。オリンピックには、世代や立場を越えてあらゆる人々をつなげ、社会との豊かな関わりを実感させる力があると思うのです。政治家として、その可能性を最大限引き出していきたいと思っています。
朝日 健太郎(あさひ けんたろう)氏 (40)
自民党東京都参議院選挙区支部長
<プロフィール>
ビーチバレーボール、日本代表。身長199cm、体重95kg。1975年9月19日生まれ。
中学校からスポーツの世界に入り、2008年8月、白鳥選手とのペアで北京五輪に出場。日本ビーチバレー男子史上初の勝利を挙げ、予選ラウンドを2位通過後、決勝では9位という成績を残した。
2012年ロンドン五輪においても、白鳥選手とのペアで出場。同年9月現役引退を発表し、同年11月NPO法人日本ビーチ文化振興協会理事長に就任。2014年3月には、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科社会人修士課程を修了。
引退後は、NPO「日本ビーチ文化振興協会」にて理事に就任し、海辺の活性化事業を主に活動を開始。全国に出向いて海辺資源(ビーチ資源)を使った子どもの青少年育成、地域活性化の事業に取り組む。現在は、日本国内の海岸利活用活性化事業に努め、「裸足の文化」を提唱している。
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