沖縄県知事選挙・和歌山県知事選挙・宮崎県知事選挙はどうなる?注目の地方選挙を解説!選挙ドットコムちゃんねるまとめ
2022/09/07
(画像は社民党HPより)
今月12日、社民党の吉田忠智党首が民進党と合流することを検討していることを発表したものの、その後社民と民進の両党内で反対意見が相次ぎ、先日18日に吉田党首が撤回し謝罪するに至りました。
この一連の騒動について、「吉田党首は何を思い立ち、合流を考えたの?」、「なぜ民進党なの?」、「そもそも社民党ってどういう党なの?」など素朴な疑問についてわかりやすく説明したいと思います。
そもそも、社民党は1945年に「社会党」として結党したのに始まります。実は、1955年に結党された自民党よりも歴史があります。また現在の憲法の下で初めて行われた総選挙で、最も多く議席を獲得したのは、社民党 (当時:社会党)であり、総理大臣もこれまでに2人(片山哲氏、 村山富市氏)を輩出している伝統のある政党です。
社民党の特徴ですが、理念として「平和・自由・平等・共生」の価値観に基づいて「民主主義を徹底」することを掲げています 。その中でも、戦力の保持を認めない「憲法第9条」の理念の下で、平和活動をすることを強く主張していることが特徴的です。
では、なぜ「国政政党」でなくなると困るのでしょうか? 国会での発言時間が減ってしまうなどの理由もありますが、政党交付金」と呼ばれる政治活動費が支給されなくなってしまうことも、大きな理由の一つでしょう。昨年2015年だけでも、社民党に約4億7,000万円もの政党交付金が支給されていました。
先月2016年の3月末に、民主党に維新の党が合流し、名前を変えて「民進党」が結党されました。民進党の前身である民主党は、1996年に様々な党出身の人によって立ち上げられたのですが、結党時の57人の内、過半数以上である35人は社民党からの合流でした。また2009年の民主党政権時代にも、社民党は与党として民主党と共に政権運営した経験もあります。
社民党が存亡の危機に直面するなか、吉田党首は野党第1党である民進党に合流することを検討したわけですが、公表1週間ほどで白紙撤回に追い込まれてしまいました。歴史ある社民党が来る7月の参院選までに存在感を見せて生き残ることができるのか、政党消滅に追い込まれるのか、またはどこかの党と合併するのか、注目が集まっています。
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