
以前、日本の政治家のInstagram(インスタ)活用についてご紹介しましたが、政治活動にインスタを利用しているのは、Facebookやインスタ発祥の地でアメリカも同様。むしろ日本の政治家たちよりもはるかに上手に選挙運動にも使っています!
現在アメリカ大統領選予備選挙真っ只中ですが、大統領候補者たちもインスタを積極活用。特に連日メディアを騒がせているヒラリー・クリントン氏と、ドナルド・トランプ氏は、選挙活動でのインスタ利用の好例として一見の価値あり。

2008年のアメリカ大統領選挙で、現大統領のオバマ氏がインターネットやソーシャルメディアを活用し、若年層の支持を集め当選したことは記憶に新しいのではないでしょうか。
オバマ陣営からのメッセージ発信にSNSが使われたのは想像に難くないでしょう。それだけでなく、オバマ氏の支持者たちがFacebookでグループを作り、支援集会の呼びかけや、かの有名なメッセージ「Yes We Can」のスピーチYouTubeビデオを拡散したことが、オバマ氏当選の後押しになったと言われていますね。
当時はFacebookやマイスペース、YouTubeが一通り普及した頃で、18-31歳の26%が1日に1回はソーシャルメディアにログインしていたそうです。古典的な選挙運動だけでなく、それだけ人が集まる空間を、いち早く自身のアピールの場として選んだオバマ氏の戦略は、2012年の選挙時にも踏襲され、見事2期目の当選も果たしました。
オバマ氏がソーシャルメディアを駆使し、大勝利を収めた選挙から、かれこれ8年を経た今年、予備選・党員集会が行われています。
人気の移り変わりの激しいデジタルメディアですが、世界中でに勢いが衰えていないインスタ。これを活用しない手はないといわんばかりに、候補者たちは有権者にインスタでメッセージを発信しています。

アメリカ初の女性大統領誕生か?と期待が集まるヒラリー氏もインスタを上手く活用しています。
演説に集まったオーディエンス、教育施策と絡めた子どもたちと撮影した写真、そしてときにライバル候補トランプ氏のネガティブキャンペーン画像などを投稿しています。



過激な演説が、連日日本のメディアでも取りざたされているトランプ氏。
投稿内容はヒラリー氏同様、演説でオーディエンスが熱狂している様子や、支持を得た地域へのサンキュー投稿をしています。

トランプ氏は不動産王としいう枕詞で紹介されることも多いですが、彼の子どもたちも実業家・資産家としてアメリカでは名が知られているそう。そんな家族の写真が時たま登場しているのが、特徴的。マスメディアでは強気な発言が取りざたれますが、インスタでは人間らしさを演出する目的でしょうか??
アメリカの人口規模の大きさもありますが、それぞれインスタのフォロワー数は、ヒラリー氏が約100万人、トランプ氏は約130万人と、かなりの数。フォロワー数だけを見ても、有権者との新たな接点としてインスタを上手く活用できていることが伺えます。
写真/動画共有SNSであるSNS、一目見ただけでいいね!やコメントをしたくなるインパクトは必須です。その点、特にヒラリーのThank you投稿などは、シンプルながらクリエイティブなデザインで目を引くように作られているのが秀逸です。
また、トランプ氏もオーディエンスが演説に熱狂している様子が伝わってくる画像が多めで、自身の人気ぶりをうまく伝えています。
親近感を持ってもらうための等身大の投稿も悪くなないですが、彼・彼女らのような戦略的な使い方を日本でも参考にすると、選挙の盛り上がりもまた変わり、
今回の参議院選挙ではInstagramを活用した政治家と、18歳選挙権解禁にともなってInstagramネイティブな若者が強く結びつく!そのような事も起きるかもしれません。
参照:
https://www.instagram.com/hillaryclinton/
https://www.instagram.com/realdonaldtrump/
http://markezine.jp/article/detail/2820
http://www.yhmf.jp/pdf/activity/adstudies/vol_34_01_05.pdf
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