奈良県知事選挙に立候補 尾口五三(おぐち・いつぞう)氏の経歴・政策まとめ
2023/04/01
2016/04/09
5日、今世界が注目している“世界でいちばん貧しい大統領”ホセ・ムヒカ氏が来日しました。フジテレビ「前ウルグアイ大統領ムヒカ来日緊急特番!」では、彼の知られざるもうひとつの顔、そしてムヒカ氏が日本に残した「心を打つ衝撃的なメッセージ」の数々を放送。その一部をご紹介します。
資産は、1987年型18万円相当のドイツ車のみ、そして収入は月収わずか10万円。ウルグアイの大統領の収入は通常、日本円にして月収100万円ですが、ムヒカ氏はなんとその9割を寄付していたというのです。しかし、彼はいいます。「私は貧乏ではない。質素なだけです。つつましい生活をしているだけ」と。
こんなムヒカ氏は、貧困をなくすための政策のひとつとして、「プランフントス」というシングルマザーやホームレス15,000世帯を対象にした無償の住宅を建てました。入る人は、週20時間以上住宅建設を手伝うという条件つきで。そして、大麻の売買や栽培の合法化を実現。栽培、販売を国が管理しオープンにすることで、高値で売買されることを防ぎ、闇の世界の資金源を断ち治安をよくするという政策でした。
このように有言実行で、国民からペペという愛称で呼ばれるほど親しまれ、惜しまれながら退任したムヒカ氏ですが、実はもう一つ驚くべき顔があったのです。
「いつもおだやかでやさしそう」このように見えるムヒカ氏には、13年間にわたり刑務所に服役した壮絶な過去があります。7歳にして父を亡くし、貧困な生活を送った27歳のムヒカ氏は、貧富の差が激しかった当時、政権に反発。貧しい人々を救いたいと革命に燃えゲリラ戦士に。6発の銃弾を打ち込まれて逮捕され、電気ショック・水責めなどの徹底的な拷問に耐えたこともあったそうです。
そして、合計4回逮捕され、独房の中で飢え死に寸前の状態で9年間を過ごしますが、10年目には自然科学の本のみ読書が許可されます。人間とは何かを何度も自分に問いながらむさぶるように読み、暴力で人は変えられないと気づいたのはこの頃だったといいます。そして、13年ぶり49歳のときに釈放され、武力ではなく、別な方法で戦こうと決意。
ひどい拷問を受けたにもかかわらず、「たとえ私たちにひどい仕打ちをした人々でも憎もうとは思わない。憎しみは何も生まないからだ。獄中生活の中で、人はわずかなものしか持っていなくても幸せになれるということを知った」と当時を振り返りました。
日本人に対して、礼儀正しく働き者、とても親切な人々で非常にポジティブな印象を受けたというムヒカ氏に、池上彰氏が「日本が抱える現状の問題」について問いかけると、次のようなメッセージが返ってきました。
高齢化問題については
「一人暮らしの高齢者はたくさん孤独に苦しんでいます。国民と政府が一体となり、高齢者に公共の施設(住まい)をつくり、彼らをひとりにしてはいけない。そのために税金を使うべきです。個人も家族も一人では生きていけません。だから政治が必要なのです」
若者たちの投票率が低いという問題については
「深い見方ができるように手助けをするべきです。現状に不満があるなら何か行動を起こしてください。そして勇気を持って新しいことを提案し立ち上げてください。あなたたちとそのあとに続く世代のために…」
政治については
「政治に利害関係は存在しますが、政治の真の利害は、お金ではありません。人々から慕われる名誉です。人々の愛情、名誉、そして人々が決めたこと。それはある人たちにとっては、お金よりも価値があるのです。
問題はお金の好きな人が政治家になろうとすること。これが汚職の原因になる。そういった政治家をみると、国民は政治を信じなくなる。この絶望感こそが、まさに汚職を可能にしてしまうのです。しかし、ゆっくりでも人間は、少しずつよくなっていけるのですから、皆さん、どうぞ失望しないでください。若者は世の中を新しくする希望そのものなのです」
そして日本の若者に対しては
「貧困は誰も幸せにすることはできません。しかし、必至に請求書を払い続ける人たちも人を不幸にします。私たちがしなければいけないのは、節度を持って生きるということです」
このようなムヒカ氏の心を打つ数々の言葉を聞き、最後に宮根誠司氏が次のように結びました。
「ムヒカさんの演説では必ず政治という言葉がでてくる。政治が問いかけていかなければならないでしょと。人の幸せというのは、実は政治がつくるものであるとおっしゃっています。逆にいうと政治家には責任があり、そういう政治家を選ぶのがわれわれ国民。幸せはいろいろな方向から見ないとわからない、希望を捨ててはダメだということですね」
「質素にするから大事なものが見えてくる」というムヒカ氏は、本当は“世界でもっとも豊かな大統領”なのかもしれませんね。
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