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あれ、毎日勝ってる人が違う?!日本人が知らない、アメリカ大統領選挙の仕組み

2016/3/20

選挙ドットコム編集部

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「予備選」って何?アメリカ大統領選挙解説

最近テレビを見るとアメリカ大統領選挙が盛り上がっているようです。トランプ、サンダース、クリントン、クルーズ、ルビオ?あれ、民主党と共和党で別々に選んでる?なんか日によって勝ってるって報道される人が違います?
今行われているアメリカ大統領選挙について解説します。

 

アメリカ合衆国大統領予備選挙

大統領制のアメリカでは資格があれば誰でも大統領に立候補できます。

しかし、1852年以降共和党と民主党の二大政党の候補者しか大統領になったことがありません。なので、共和党・民主党の候補者が誰なのかが注目を集めるわけです。

一政党につき一人の大統領候補者選びを「大統領予備選挙」といいます。2008年大統領選挙では民主党候補者の勝利は始まる前からほぼ決まっていたので、民主党候補者を決める予備選挙が本選以上に盛り上がりました。

党の候補者は予備選挙の最後の手続きである「全国党大会」で決められます。この「全国党大会」で投票できるのが「代議員」であり、この代議員を選ぶための選挙が今行われている狭い意味での「予備選挙」と言います。この「予備選挙」を行うために各州で開かれるのが「党員集会」というイベントです。

「予備選挙」の行い方は政党によって異なります。民主党はシンプルで、各州で投票してその得票数に応じて「代議員」を獲得します。

一方、共和党は州によって様々で、民主党のように代議員獲得数が得票数に比例する州もあれば、最も多くの投票を獲得すればその州の「代議員」を総取りできる州もあります。

最近毎日のように、「○○州で行われた予備選で××氏が勝利しました。」というニュースを見るかと思いますが、これらの予備選、党員集会を通じて各候補者を支持する代議員数が決まり、全国党大会で候補者が正式に指名されるという訳です。

夏まで予備選は行われますが、早い段階で各党の候補者はほぼ決まります。そのため敗北宣言して予備選から撤退する人も出てきます。ジョージ・ブッシュ元大統領の弟で当初有力視されていたジェブ・ブッシュ氏もこの理由から撤退しました。

 

アメリカ合衆国大統領選挙

「予備選挙」で勝った候補者2名によって本選は主に戦われます。
最終的な投票は州ごとに予備選と同じように特定の候補者への投票を誓約した「選挙人団」に行います。ほとんどの州では、予備選と異なり、最も多くの票を取った「選挙人団」がその州の票を全て獲得します。

「選挙人団」が各州で獲得した票の合計によって11月に大統領は決まります。

つまり現在行われている大統領選挙はまだまだ序盤だということです。今年は最後まで大統領選でニュースが盛り上がることでしょう。選挙ドットコム編集部も大統領選に注目しています。

 

Joseph Sohm / Shutterstock.com

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2023年に年間1億PVを突破した国内最大級の政治・選挙ポータルサイト「選挙ドットコム」を運営しています。元地方議員、元選挙プランナー、大手メディアのニュースサイト制作・編集、地方選挙に関する専門紙記者など様々な経験を持つ『選挙好き』な変わった人々が、『選挙をもっとオモシロク』を合言葉に、選挙や政治家に関連するニュース、コラム、インタビューなど、様々なコンテンツを発信していきます。

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