埼玉県知事選挙も告示からようやく17日目を迎え、本日が選挙運動の最終日となりました。炎天の下、5人の候補者が舌戦を繰り広げた闘いも今日限り。改めて今日一日、最後までできる選挙運動についてまとめてみました。
選挙運動とは、特定の選挙において、特定の候補への、投票依頼と定義されています。つまり、候補者自らが自身の政策を有権者に訴え、一票を入れてくださいとお願いすることや、その候補者を支持する有権者が別の有権者に、○○さんに投票して欲しい、と依頼することなどが選挙運動となります。
【期日前投票の呼びかけ】
選挙運動の最終日は、期日前投票の最終日でもあります。投票忘れがないよう、家族・親族・ご近所・知人・友人などに向け投票を促すことができます。投票所により開設時間が異なるので、早めに呼びかけた方がいいでしょう。
【電話で投票呼びかけ】
電話での投票依頼は誰でも自由に行えます。各陣営では後援会名簿を広げて、一日中電話がけをしている光景がよく見られます。知り合いに電話して「私は期日前投票で○○さんに入れてきた」、「○○に一票をお願いします」と候補者のアピールをしたり、投票依頼をすることができます。
【それ以外の方法で呼びかけ】
たまたま出先で会った人に投票依頼をする「個々面接」、イベントの合間や会社の休憩時間などに行う「幕間演説」、「ミニ集会」といった方法で投票依頼をすることもできます。
【依頼方法の注意】
電話依頼はOKで、ホームページ、ブログ、Facebook、twitter、Youtube、Ustream、Instagram、LINEや社内グループウェアなど、インターネットを使った投票依頼もOKですが、メールやSMS(ショートメッセージ)での選挙運動は禁止されています。ちょっと分かりにくいですがご注意ください。
【夜8時までにマイク納め】
候補者にとって最終日とは、ノドを痛めていても最後の遊説に全力を尽くそうとする日です。そして一日最後の街頭演説はマイク納めとも呼ばれますが、街頭演説には時間制限があり、夜の8時までに終えなければなりません。支援者が時計を気にしながらマイク納めを聞いている姿がどの陣営でも見られます。
【夜12時までに最後の呼びかけ】
マイク納めが終わっても、日付けが変わるまで選挙運動をすることは認められています。そのため駅前などの人が集まりそうな場所で、候補者がマイクを使わずに最後まで挨拶活動を続ける姿がよく見られます。またインターネット上でも夜の12時まで情報更新が可能なので、ホームページやSNSなど様々なメディアを使って、これまでの選挙戦のまとめ、支援者へのねぎらい、そして有権者への最後のお願い投稿をアップして更新を終えます。
選挙は最後の最後まで何が起こるか分かりません。貴重な1票を確実に積み上げるため、やれることは全てやりきる、そうした選挙の基本をもう一度徹底するのが選挙運動最終日だと言えます。
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