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2018沖縄選挙イヤー 最初の注目選挙!南城市長選 古謝景春(現職・自公推薦)VS瑞慶覧長敏(新人・オール沖縄)



選挙ドットコム編集部
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全国的に大型選挙が少ない2018年ですが、沖縄県内は知事選や那覇市、名護市の市長選をはじめ、51の選挙が実施予定となっています。多くは自民・公明の保守勢力と、翁長現知事を支持する一部の保守勢力と共産・社民・沖縄社会大衆党などの革新勢力からなる「オール沖縄」の2大勢力による対立構図となっています。



その中でも今年最初の注目選挙となる、南城市長選について立候補と争点について、両陣営を取材しました。届け出順で紹介します。





南城市とは



沖縄本島南部に位置する南城市(なんじょうし)は人口は沖縄県の市の中では最も少ない約43万人。島尻郡の佐敷町(さしきちょう)、知念村(ちねんそん)、玉城村(たまぐすくそん)、大里村(おおざとそん)が合併して2006年に誕生した沖縄県で最も新しい市です。自衛隊駐屯地はありますが、沖縄県に集中して存在している米軍基地は南城市にはありません。

南城市






知念村長1期、南城市長3期の実績〜古謝景春氏



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古謝景春氏は南城市合併前の知念村で公務員として19年勤務し、43歳で助役、47歳で村長に就任しました。合併にあたって行われた2006年の市長選では大里村の屋宜由章村長、玉城村の大城晃村長を破り初代の南城市長に就任。4町村の中で知念村は最も人口が少なかったにもかかわらずの当選で、古謝氏の強さがうかがい知れます。

2010年には革新系統一候補の親川盛一氏との一騎打ちを制して再選。2014年には無投票で3選を果たしました。

氏名の本来の読み方は「こじゃ・けいしゅん」ですが、この選挙では「コザ景春」という表記を前面に出して戦っています。沖縄ではこのように氏名の読み方を簡略化して選挙に臨むことがよくあります。

今回の選挙では自民党沖縄県連、公明党沖縄県本部、日本維新の会沖縄県総支部が推薦しています。



選対事務局長の吉田潤 南城市議会議員に話を聞きました。

-今回の選挙の最大の争点は何だと考えていますか?
「3期12年、南城市の発展のために尽くしてきたコザ候補の実績を継続して推し進めていこうということです。4期16年となると長すぎる、という批判もありますが、引き続き市民のために尽くしてゆきたいと考えています。」

-古謝市長が3期12年であげてきた実績を教えてください
「コザ候補は町村合併にあたって、合併協議会の会長として合併協定 を取りまとめ、その履行に向けて市政にあたってきました。また、南城市の新庁舎建設も着々と進んでおり、5月には完成する予定となっています。南風原町と南城市知念を結ぶ南部東道路は3年後には那覇空港道路と連結してさらに便利になります。老朽化した小中学校の建て替え工事も進めており、近く全ての小中学校が新しい校舎となる見込みです。また、市内の観光客も合併当初から大幅に入客数が伸びており、経済的成果もあげてきています。」

-衆院選では自民党公認・公明党推薦の西銘恒三郎氏が南城市ではオール沖縄の仲里利信氏の票を300票以上も下回る結果となりましたが、今回の選挙ではどのような戦略で臨んでいますか?
「衆院選では南城市議19名のうち14名が西銘氏を応援しましたが残念な結果に終わりました。今回は各地域を字(あざ)単位でくまなく回り、地域の方々と直接対話することを心がけています。」

-最後に選挙ドットコムの読者にメッセージをお願いします。
「コザ市長はこれまで子育ての問題にも力を入れてきており、学童クラブや児童館の設置を進めてきました。子育てのしやすいまちづくりを進めるコザ候補に若いみなさんのご支援をよろしくお願い致します。」






6年ぶりの政界復帰なるか〜瑞慶覧長敏氏



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瑞慶覧長敏氏は民主党が政権交替を果たした2009年の衆院選で沖縄4区から民主党公認で立候補し、これまで議席を守ってきた西銘恒三郎氏を破って当選。衆議院議員在職中の2012年には当時の森本敏防衛大臣が沖縄へのオスプレイ配備に言及したことに対して政権与党所属ながら抗議の意思を示しました。その際の記者会見で「覚悟、決意の表れ」としてランニングシャツ姿で登場したことが話題となりました。

その後、消費税増税をめぐる議論で党の方針に反対して民主党を離れ、同年の衆院選では無所属で立候補して西銘氏に敗れ、議席を譲りました。落選後は鳩山由紀夫元総理が代表を務める「東アジア共同体研究所」の琉球・沖縄センター事務局長を務めました。父の瑞慶覧長方氏も沖縄社会大衆党の元委員長で県議会議員を歴任した政治家です。

氏名の本来の読み方は「ずけらん・ちょうびん」。この選挙では「瑞慶覧チョービン」という表記を使っています。
今回の選挙では社民党沖縄県連、共産党沖縄県委員会、沖縄社会大衆党、自由党沖縄県連、民進党沖縄県連が推薦、いわゆる「オール沖縄」の布陣で戦います。


選挙事務所に話を聞きました

-今回の選挙の最大の争点は何だと考えていますか?
「様々な政策決定に際して市民の声を聞こうとする態度が見られず、市長の意のままに市政が運営されていると多くの市民が感じている現市長による『市長中心の市政』か、市内外の各分野の専門家も加わり、時間をかけて作り上げたチョービンの政策を実現する『市民が主役のまちづくり』かを選択する選挙だと考えています。」

-現市長による市政運営のどのような点に問題を感じているか具体的に教えてください。
「南城市は昨年、保育所を民営して公立の保育所がゼロになりました。未利用施設となる大里庁舎の跡地利用についても市民から様々な要望があったにもかかわらず、市長の方針を押し通して企業への賃貸契約となりました。長期政権の間に市民や職員の声が届きにくくなり、市長の意のままに市政運営が行われているように感じられます。また、現職は基金に120億円を貯めた事を宣伝していますが、その一方で市民が要望する子ども支援などの必要な施作がなされていません。基金は守りつつ必要な施策はスピーディーに実現する市政を実現します。」

-南城市には米軍基地が位置しておらず、自公とオール沖縄の最大の争点である辺野古新基地建設問題は争点になりにくいのではないかと考えられます。その点を市民に対してどのように訴えてゆく方針でしょうか。また、瑞慶覧候補が市長に当選した暁にはどのようにこの問題に取り組んでゆきますか?
「米軍基地から距離はありますが、連日の米軍機による事故が報道されており関心は高まっています。また、昨年起きた暴行目的の殺人事件も南部に住む軍属による犯罪だったこともあり、県南部でも危機感は広がっています。県内41市町村と県議会の代表が、米軍普天間飛行場の閉鎖・撤去と県内移設断念、同飛行場へのオスプレイ配備撤回を求めた『建白書』の実現に向けてしっかりと訴えてゆきます。市長刷新できた際には県内の基地の実態について理解を深める場を作り、翁長知事と連携して問題解決に取り組みます。」

-最後に選挙ドットコムの読者にメッセージをお願いします。
「『市民の声の届かない市長中心の市政』から『市民が主役の南城市』へチェンジしましょう」

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