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次は石破さんのお面をつけた1,000人でクラブイベントを開催します -政治家初のLINEスタンプを作った平将明氏インタビュー



選挙ドットコム編集部
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出典:水月会ウェブサイト(https://store.line.me/stickershop/product/1337144)

出典:水月会ウェブサイト(https://store.line.me/stickershop/product/1337144



11月10日、日本初となる政治家のLINEクリエイターズスタンプの発売が開始されました。それは石破茂前地方創生担当相をキャラクター化した「イシバくん」。

なぜこのような取り組みを……? その理由と背景にあったちょっといい話、そして今後の取り組みについて「イシバくん」LINEスタンプの仕掛け人・平将明衆議院議員(自民党)にインタビューしてきました!
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キモカワLINEスタンプが果たす2つの役目。そこに隠された工夫は


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-編集部
石破茂氏をキャラクター化した「イシバくん」のLINEスタンプ。政治家としては日本で初めてのLINEスタンプということで、注目を集めています。なぜ今回、LINEスタンプを作られたのですか?

-平将明議員
私が広報委員長を務めている石破茂さんの派閥「水月会」は、常に新しいことに積極的に取り組んでいこうと考えています。ホームページすら持たない派閥も多い中で、水月会はホームページをスマホ対応させ、クリエイティブ・ディレクターの笠井修二氏に依頼してロゴも作成しました。
また、水月会の定例会は毎週木曜日の昼に行われるのですが、定例会見が終わるまでに石破さんのコメントをインターネット上で動画配信するようにしています。
LINEスタンプもこのような新しい広報戦略の一環なんです。

先日行われたアメリカ大統領選挙では、資金集めの方法としてグッズを販売していました。同時に、グッズを広めることは、広報戦略にもなります。そこで、アメリカ大統領選挙のように「みんなで盛り上げる雰囲気」を作りたいと思い、グッズの作成を考え始めました。
グッズ販売となると、在庫を持たなければなりませんが、LINEスタンプならその必要すらありません。これには是非取り組みたいと考え、交渉に交渉を重ねて発売まで持っていきました。

-編集部
私もスタンプを買って使ってみました。
こう言っては失礼ですが、「キモカワ」なスタンプですね。完成したLINEスタンプを見たときの石破氏のリアクションはいかがでしたか?

-平議員
正直、渋い顔もしていました(笑)。

ですが、単に石破さんを褒めるだけのデザインでは意味がありません。有権者に「面白い」と思ってもらい、親しみを感じてもらうために、可愛くデフォルメしつつ「自虐」や「イジり」の要素を入れるようにしました。

イラストレーターさんも最初は気を遣ってくれたのでしょう、可愛いデザインにしてくださったのですが、「もっとキモい要素を強くしてください」とダメ出ししました(笑)。可愛さが4割、キモさ6割でお願いします、と。

他にも、石破さんが親しい人によく言う口癖を使ったLINEスタンプを作ってみました。「あのなぁ」「いやだ」がそれに該当します。ぜひ使ってください。
石破さんは私たちにスタンプ作りを任せてくれていたので説得や交渉はスムーズに進んでいったのですが、LINEスタンプを実際にリリースするまでの総務省・LINE社との交渉が大変でしたね。

 

任せてくれるリーダーと、必ずやりきる信頼関係


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-編集部
具体的にはどんなところが、総務省・LINE社との交渉で大変だったのですか?

-平議員
まず、総務省から無料で配布してはいけないと言われました。そういった理由もあって、有料での配布になっています。
内容については、公職選挙法に違反しないように言葉を選びました。分かりやすい例を挙げると、「◯◯さん、お願いします」のような文面は選挙活動にあたる可能性がありますので、「お願いします」というスタンプは無しにしました。その他にも白い手袋でマイクを持っているような選挙活動を連想させるスタンプは外しました。
「政治×LINEスタンプ」というアイデア自体はすごくシンプルで、きっと他の政治家も思いついているはずなんですよね。それでも実行力が追いつかず、私たちが最初の例になったのではないでしょうか。
私たちには「イシバくん」のLINEスタンプ化を実現させる3つのポイントがありました。

1つ目は、水月会の会長にキャラクターにしやすい石破氏がいたこと。
2つ目は、この企画を進めようとする私がいたこと
3つ目は、石破氏のリーダーシップです。このLINEスタンプ作りは、私たちに多くを任せてくれた石破さんだからできたことです。「思うこともあるかもしれませんが、ここは若い感性に任せてください!」と言って進めさせてもらいました。

-編集部
石破氏と平議員の信頼関係があってこそなんですね。

-平議員
そうです。更に水月会という派閥を通じて、日本の政治をもっと盛り上げていきたい、政治参加のハードルを下げていきたいと考えています。

先ほども述べたように、アメリカ大統領選挙ではグッズの販売が選挙を盛り上げました。石破さんは総理大臣を狙っている政治家なので、アメリカでいうところの大統領の有力候補にあたります。自民党が与党の場合、実質的に総理大臣を決めるのは自民党総裁選です。この自民党総裁選を盛り上げる仕掛けを何か作りたかったんです。

日本では「この人を応援したい」「派閥を応援したい」と思った時にかかる金額の単価が非常に高いという現状があります。応援するためには、派閥や政治家主催の「資金パーティー」に参加することになるのですが、その参加費は2万円もします。

これは高すぎるということで、今回はそのハードルを120円にまで下げました。120円のLINEスタンプが1つ売れると、そのうちの40円が派閥に入るようになっています。石破氏や水月会を応援したいと思ってくれた方が簡単に応援できる仕組みになっているんですよ。

 

 

1,000人が石破さんのお面を付けて、クラブでパーティー!?


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-編集部
今後はLINEスタンプの他にどんなことを考えているのでしょうか?

-平議員
来年、派閥のパーティーを2回計画しています。1回目はホテルでスタンダードな方法で行い、もう1回は私にやらせてくださいと言っています。
いつものパーティーとは違った形で、DJやアーティストを呼んでクラブやライブハウスでイベントをしたいと考えています。できれば会費も5,000円程度まで下げて、気軽に参加してほしいですね。

そして、考えていることがもう1つあります。お土産です。普通のパーティーではお土産は帰りがけにお渡しするのですが、あえて先に渡そうと思っています。その中身は、「石破さんのお面」。
参加者を1,000人集めて、全員で石破さんのお面をつけてパーティーです。
そんな場面があれば、メディアも取材に来てくれるだろうし、何より面白いじゃないですか。皆さんに関心を持ってほしいんです。

-編集部
そんなイベントがあったら、若い人も興味を持つかもしれませんね。

-平議員
この案を石破さんに伝えた時は、また渋い顔をされました(笑)。
でも、きっとやらせてくれると思います。良いか悪いか以前に、これまでリーチすらできていなかった人、特に若い人にアクセスしていきたいので。何でも新しいことは水月会からやっていこう、と言っています。

そしてその次の目標は、自民党総裁選のインターネット投票です。
総裁選は自民党の議員と自民党員が半々の割合で票を持っています。繰り返しますが、総裁選は結果としては日本の総理大臣を決める選挙となります。しかし、「党の代表」ですから、インターネットで投票できるようにすることには法的な問題は何もありません。

-編集部
過去に党の代表を決める選挙のネット投票を実施しようとした政党もありましたね。

-平議員
前々回の総裁選は安倍晋三氏VS石破茂氏で盛り上がって、ニコニコ生放送でもかなりのコメントがついていました。次の総裁選ではネット投票もできるようにして、総裁選をもっと盛り上げていきたいです。

来年(2017年)以降に党員になって、2年続けて会費を払っていただくと、2018年に予定されている次の総裁選に投票ができることになります。これまでは党員になるのに議員の紹介と紙の手続きが必要で、とても大変でした。現在は東京都限定ですが、私のホームページからネット完結で党員になれるような仕組みを試験的に作っています。もちろん審査はありますが。

今はまだインターネットで総裁選の投票はできませんが、もし総裁選でネット投票ができるようになったら、もっと盛り上がるのではないでしょうか。
そのままの勢いで衆院選などへも投票に行っていただければ嬉しいですね。

-編集部
1,000人で石破氏のお面をつけてパーティー。その次は自民党の総裁をネットで投票できるようにする… これからの平議員の取り組みも楽しみです。
最後に1つ質問です。石破氏本人は、イシバくんのLINEスタンプを使っているのでしょうか?

-平議員
実は石破さんはガラケーを使っているくらいなので、LINEはしていないじゃないかと思います
ですが、我が家では大ブームです。この前、私が「土曜日にみんなでご飯に行こう! 行ける人いる?」と聞いたところ、家族からイシバくんのLINEスタンプが返ってきました。LINEスタンプだけで会話が成り立っていることもあります(笑)。

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-編集部
ご家族でイシバくんのLINEスタンプを使われているんですね、微笑ましいです。
本日は面白いお話をありがとうございました。
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