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 総理への提言──熱狂の時代に必要なのは「統治」である

2026/7/9

 ◆社説 総理への提言──熱狂の時代に必要なのは「統治」である世界は今、総ホメイニ化している。
米国では熱狂が民主主義を揺さぶり、欧州では極右が台頭し、中東では宗教的急進派が勢力を伸ばす。
SNSが政治を加速させ、怒りと興奮が国家の意思決定を左右する時代だ。しかし、日本はこの熱狂に乗ってはならない。
資源も人口も地政学的余裕もない日本が、熱狂に身を委ねれば、国家の基盤そのものが崩壊する。
統治の文化を守ることこそ、日本の生存戦略である。総理は女性初の総理として歴史的転換点を築いた。
その象徴性は否定すべきものではない。
筆者も高校時代は総理のファンだった。今もその人格を嫌悪するものではない。
むしろ、総理には「うまく立ち回ってほしい」と願っている。だが、象徴と統治は別物である。総理支持者の一部がネット空間で過激化し、
外交上の非礼を正当化し、
制度破壊を快楽とするような言動が散見される。
これは革命の熱狂と同じ構造であり、国家にとって危険極まりない。中国はこの弱点を見逃さない。
国際法を厳守しつつ、日本の過激派が暴発するギリギリのラインを突いてくるだろう。
合法の範囲内で挑発し、日本側の過剰反応を誘い、
「日本が悪者である」という国際世論を形成する戦略だ。この状況で最も問われるのは、総理の統治能力である。まずは、村田被疑者による中国大使館侵入事件の処理である。
外交上の重大な非礼を放置したままでは、
日本は「礼を欠く国」「統治能力のない国」と見なされる。
儒教文化圏において、礼の破壊は統治の破壊に直結する。総理は意固地になってはならない。
野党や自民党穏健派の男性議員の意見を取り入れることは敗北ではない。
野党や穏健派の男性議員の中には、現場感覚に基づく優れた政策提案を行う者が多い。
象徴性に囚われず、柔軟に知恵を集めるべきである。政権交代も「打倒」ではなく「救済」と捉えるべきだ。
役目を終えた政権に「お疲れさまでした」と言い、
次の統治者へとバトンを渡す。
これは日本の政治文化に最も適合する。熱狂の時代に必要なのは、革命ではなく統治である。
総理は象徴から統治者へと転じ、
礼儀を正し、過激派を抑え、
日本の統治文化を守る責務を負っている。それができなければ、総理続投はしんどい。
それができれば、総理は歴史に名を残す。



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さとう しゅういち

さとう しゅういち

選挙 広島県議会議員選挙 (2023/04/09) 2,673 票
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広島市安佐南区選挙区

肩書 介護福祉士・元広島県庁職員・広島瀬戸内新聞社主
党派・会派 庶民革命ひろしま
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