さとう しゅういち ブログ
カープ2―4讀賣 またしても、勝ち越しの灯は消え
2026/5/14
📰 :カープ2―4讀賣 またしても、勝ち越しの灯は消え
延長十一回。
ようやくこじ開けた勝ち越し点は、
夜の福井県営球場に小さくとも確かな灯のように見えた。
長いトンネルの先に、
かすかな出口が見えた気がしたのだ。
だが、その灯は、
裏の攻撃であっけなく吹き消された。
讀賣・坂本の放った白球は、
ため息を切り裂くように左翼席へ吸い込まれた。
三点本塁打。
勝利は、指の間から砂のようにこぼれ落ちた。
遠藤の一球を責めるのは簡単だ。
だが、問題はもっと深い。
リードしても守れない。
勝ち越しても締められない。
終盤に不安がよぎる。
この“負け方の型”が、
チームに染みついてしまっている。
坂本は、勝負どころを知る選手だ。
迷わず振り抜き、
迷わず仕留める。
その姿は、
いまのカープが失ってしまった“勝ち切る力”そのものに見えた。
勝てる試合を勝てない。
勝ち越しても勝てない。
この夜の敗戦は、
単なる1敗ではなく、
チームの弱点が凝縮された象徴のような負け方だった。
それでも、野球は続く。
灯が消えたなら、また灯せばいい。
問題は、
その火を守る術を、
チームが取り戻せるかどうかだ。
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さとう しゅういち
サトウ シュウイチ/50歳/男