2022/7/24
都会の小さなベランダで、せいぜい、ゴーヤ、紫蘇、ミント、ラディッシュ、バジルくらいしか作っていなかった私。
一方で食品ロスには関心が高く、なるべく食べ物を廃棄しないようにしていた。母子家庭など、食べるものがないというニュースも流れていたし。
食品ロスと言えば、「もったいないキッチン」という映画、ご覧になりましたか。
この映画を配信している知人が、今度は「ゴースト・フリート 知られざるシーフード産業の闇」という海の奴隷の映画を配信。
まだ見に行けないでいるのですが、衝撃的な現実が!!
私たちが食べているツナ缶や、猫のために買うキャットフードの多くはタイからの輸入。タイは世界有数の水産大国で、日本は世界二番目のタイからの水産物輸入国。
そのタイからの輸入品が、奴隷によってもたらされているなんて知りませんでした。
遠洋漁業に従事させる労働者を人身売買業者から買い、最低の賃金で働かせ、眠ると鉄パイプでなぐるといった奴隷的状況で何年も働かされた男たちを救うNGOの女性の話なのですが、フィクションではありません。現実にミャンマーなどから売られてきた数万の奴隷たちが今もいて、漁業に従事しているというおぞましい話。
☆食べ物だけではない、私たちが廉価だと喜んで買っている衣類も、その裏には過酷な環境の中、長時間低賃金で作り続けている人たちがいます。とはいえ、給料は上がらず、収入は低い中で、1円でも安いものを買いたいと思うのは当然です。それなのに、ほとんどを輸入している我が国はロシアのウクライナ侵攻の影響をもろに受けて、物価高が止まらない。さらに円安はどんどん進む。
日々のやりくりに追われていては、外の国で過酷な労働に従事している人がいるからこそ、この食べ物がある、衣類を着られるとまで、考えてはいられないかもしれません。
でも、世界中に蔓延っている、命や人権を無視した市場主義が我が国にも蔓延り、額に汗して働く人より、投資家、株主それもほとんど外資を優遇し、内部留保に明け暮れる今の現状を作り、働いて作ったものは廉価で、給料も上がらないという悪い循環に陥っていることに気づけば、タイの海の奴隷もツナ缶も、他人事ではなくなるかもしれません。
食料自給率やバーチャルウォーター、経済安全保障のことなども含め、考えなければならない問題は山とありますね。
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