2025/5/13
小3と小5になった孫に久しぶりに会い、もうすぐ誕生日が来るので、「プレゼントは何がいい?」と聞いたら「スマホ」と返ってきました。「スマホねえ、中学生になってからでいいんじゃない?」と答えると、すかさず娘が「高校生になってからね」と。
翌日、水族館に行き、結局、プレゼントはゴマフアザラシのぬいぐるみに落ちつきましたが、子どもにスマホを持たせるか、SNSの利用をさせるかについては、世界中の親が悩んでいるにちがいありません。
昨年(2024)12月、オーストラリアでは16歳未満の子どものSNS利用を禁止する法律が成立。禁止対象となるのはインスタグラム、TikTok、スナップチャット、X、フェイスブックなどで、子どもが利用できないような措置を運営会社に義務づけるというもの。
成立の背景にはSNSを通じた犯罪やいじめで子どもを亡くした親たちの訴えがあったとか。
健康や学力に影響するという調査もあります。
SNSとスマホには依存症と中毒性があるといいます。2010年以降、仙台市の小中学生延べ約7万人の生活習慣と学力について調査した川島隆太教授によると、ゲームや動画、音楽のアプリより、SNS系のアプリを使っていたほうが学力が下がるという結果が出たそうで、SNSの中毒性によって利用時間が長くなるからだろうと言っています。
とはいえ、子どものSNS利用を一律に禁止することは子どもの権利の制約にならないかという意見もあります。学校や家庭とは別の自分の「居場所」をSNS上に持つ子だっているからです。
オーストラリアでも、「禁止されてもSNSを利用したい」と言う子は多い。
親や政府がコントロールできるものでもないと思えます。
SNSに没頭するより面白いリアルな体験―スポーツや友だちとの遊び、キャンプなどを子どもたちに教えることなど、自己肯定感を高める努力を大人たちがやるべきだという意見もあります。
禁止するだけでなく、SNSに没頭しきらないようにするリアルな感動はもちろん大事です。
でもねえ、驚きました。水族館で4つの胃だけでなく、5つや6つの胃を持つ水クラゲを探すのに夢中になったり(四つ葉のクローバー探しのように)、ニシキアナゴやチンアナゴが砂からヒョロッと出てきて、またもぐったり1mmほどの口でプランクトンをヒョイとのみこんだりするのをあきもせず見つめていたり、もちろんペンギンもイルカも面白い。でもなんと大人2人で4,800円、小学生2人で2,400円。計7,200円の入館料!高い!支払う時、ちょっとウッとなってしまいました。
「市立の水族館なのに、京都は財政が悪化しているからかなあ」とぶつくさ言うと「学童なんてイモの子洗うみたいにぎゅう詰めだし、フリースクールには援助もないし」と京都の教育とくらしの貧弱さを娘は次々あげます。
うーん、これじゃあ、リアルな体験が子ども時代にどんなに重要かとわかっていても、体験もただではできないってことか…
健康格差、教育格差と格差だらけのこの社会。子どもたちの体験格差も何とかしなくては。
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