2023/8/12
過日の厚生環境常任委員会の現地調査で、酒田にあるバイオマス発電所、メガソーラーパークに伺いました。
農林水産大臣秘書官をしていた当時より、森林林業の再生の川下にある発電事業は極めて重要であり、そのための木質チップの供給をどうするのか、材が足りなくてはげ山になるのではないか、など、様々な検討がなされてきたことを思い出しました。
山形県でも木質バイオマス発電の先駆社であるサミット酒田パワー株式会社の取り組みを聞かせていただきながら、現場を拝見しました。
この発電所では、国産木質チップが50%、海外産の木質ペレットが43%、海外のヤシ殻が5%、石炭が2%使用されているとのことであり、特に国産チップがFIT制度では最も収益があることから、間伐材を中心とする原木を発電所そばに野積みし乾燥させ、燃料効率を上げさせて使っているとのこと。県内の他の木質バイオマス発電所と違うのはこの海外産のものを使っているという点ですね。
住友商事が親会社ということだけあって、混焼率は他施設の実績などもあり、しっかり確立されているようです。
国産チップが搬入される状況も見させていただきましたが、20トントレーラーが引き上げられて斜めになりチップが投入される姿は圧巻。国道47号が木質チップ調達の大動脈となっているとのこと。
そしてまた、輸入材についても、酒田港を利用して250mにもわたるペレット倉庫を設けて貯蔵しており、遊佐地区に新たにできると言われているバイオマス発電所が輸入材を使う発電所になることから、酒田港利用がさらに進み、益々ふ頭が混雑するとの懸念も持っているようです。ロシア産のペレットがウクライナ情勢で入らなくなったという話も聞き、こういうところにも影響が出ているのだなとわかりました。
また、電力の需給バランスという観点からは、春・秋の日中帯には電力が余るために、「出力制御指令」が発令されることがあり、その分、発電量を抑えることになるため、売り上げも減ってしまっているとのこと。
屋上から施設全体を拝見しましたが、足がすくむくらい高い!そして、隣のソーラー発電もはっきり見ることができました。
バイオマス発電所を出て、隣の酒田港メガソーラーパーク合同会社へ。アルミ製造をしていた新日鉄住金の工場跡ですが、広大な敷地に増設しながら現在の状況にもってきたとのこと。年間想定発電量は、30,910Mwh/年で、機材は日立製作所のものとのこと。海外産ではないようです。
酒田港と言えば、東北電力系の酒田共同火力発電が従来からあるわけですが、このサミット酒田パワーに酒田港メガソーラーパーク、そして風力発電のエコパワーと、山形県における大きな発電地帯となっている状況を拝見しながら、以前にも書きましたが、山形県のエネルギー戦略達成への寄与をどう考えるのか、調査で身をもってその一端を感じとることができたと思います。






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