2026/5/8
国の借金、最大の1343兆円 3月末:『国の借金』という表現はミスリーディング。正確には「緊縮という誤った財政運営により生じた『財務省の債務』」である。そして同時にその大部分は『民間企業や家計が持つ債権』だ。いつもの財務省記者レクをそのまま記事にした内容なので反論もいつもの内容だ。第一に、国債は国民の借金ではなく政府の借金であり、国民はむしろ貸し手の側にいる。
第二に、「総債務」だけでなく政府の金融資産を差し引いた「純債務」で見れば、状況は大幅に改善されている。GPIFや外貨準備など毎年巨額の金利を上げる資産を無視した議論は、バランスシートの片側だけを見ているに等しい。なぜ片側だけを見るのだろうか。
第三に、この種の報道は増税への世論誘導に使われている。本当に必要なのは増税ではなく、経済成長=名目GDP成長の持続によって対GDP比を自然に引き下げ続けることだ。
財務省の発表をそのまま垂れ流すのではなく、数字の意味を正確に伝えること。それが報道の責任ではないか。

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