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神谷 そうへい ブログ

岡山の技能実習生いじめ事件に思う 日本が喜ばれる国になるために

2022/2/13

岡山の建設会社で働いていたベトナム人の技能実習生に対し、​
複数の職員が2年間にわたり暴行を繰り返していた事件。​

ベトナム人技能実習生「暴行2年受け続けた」

動画では箒で何度も叩いたり、挟んで蹴り上げたりする様子が映されており、​
まるでおもちゃかのように扱う姿が波紋を呼びました。​
被害を受けたベトナム人男性は「日本は安全で優しい国だと思っていた。国に残した妻や娘のことを思うと、我慢するしかなかった」と訴えています。​

同じ日本人として本当に恥ずかしく、情けなく、申し訳ない。​
こんな環境が許されているようでは実習生の失踪が相次ぐのもおかしく無い話でしょう。​

◆真の問題はどこにあるのか?​
記事中では、​
「受け入れ先の日本人が外国人労働者を暴行している」という表現ですが、​
果たして本当に外国人だからやったのか?と問えば、事はそれに止まらないはず。​

おそらく言葉が通じないことでコミュニケーションミスが連続し、​
ストレスが次第に溜まって暴力に至ったのだと思いますが、​

抽象的に見ると、​
「自分より立場の弱い人だとわかって、意図的に暴力暴言で貶めている」構造な訳で、​
人種に限らず、自分よりも身体が小さい人、気が弱そうな人、状況的に不利な人がいたとしたら、似たような暴力沙汰を起こしていたのではないでしょうか?​


 ​
もし身長190センチ、体重100キロで筋肉質の実習生が来ていたとして、​
同じことができるか?と言えば、こんなことやろうとも思わないでしょう。​

要はやってることが動物と同じなんですね。​

これまで感性や情操を育んできた人が、このようなニュースを見ると、​
「もし自分が外国に働きに行ったとして、ただでさえ不安なのにこんなことをされたらどう感じるだろうか?」と想像を巡らせたり、胸の痛みを覚えたりと、十人十色に感じるものがあることと思います。​
 ​
ところが動物の世界では基本的にパワーのある方が弱い方を従えますから​
こういった人間の持つ道徳心や相手の立場を想像したりなどは一切関係ありません。​
 ​
つまり、人間としての感性が欠落してしまっている。​
身体だけが大きくなり、いつまでたっても精神が成熟していかない。​
そして、本人たちもやってることが恥ずかしいことだとは微塵にも思わない。​
 ​
何故、大人になってもこんなことが平気で出来てしまうのか?​
 ​
答えは明白で、日本が戦後、​
テストで高い得点を獲得するための情報やテクニックだけを教え、​
心や精神が醸成されるような教育をしてこなかったからです。​
 ​
◆日本人として育つための順序​
 ​
戦前までの日本には「修身教育」を通して、​
・何が良くて、何が悪いのか​
・どんなことを大切にしたらいいのか?​
こういったことを国民全体で共有できる物差しがありました。​
 ​
修身というと、とかく色んなレッテルを貼られることがありますが、​
それは日本が戦争に負けそうになると、​
修身教育が「戦争の継続のため」というところにも結び付けられてしまったため、​
それを以って戦後GHQが日本の「軍国主義」の根源だと決め付けたから。​
 ​
でも実際にその中身を見ると、​
◎嘘をついてはいけない、人を騙してはいけない​
◎力があるからといって弱いものをいじめてはいけない​
◎人を肌の色や経済的な理由で差別してはいけない​
◎大切なものを守るためには時として戦わないといけない​
◎家族や親を大切にすること‥‥など、​
 法律や罰則で取り締まらなくても、お互いが気持ちよく生業を営むための​
人として持つべき基準や精神性のお話が物語調で並べられているだけなのです。​
 ​
そして、日本人は1000年以上昔からこれらのことを、​
感性や共感力、対人コミュニケーション能力が育まれる10歳までに教え、実践してきたのです。​
 ​
何故かといえば、この年齢までに脳がある程度完成してしまうから。​
脳科学でいう3層構造のうち、「爬虫類脳」「哺乳類脳」の部分ですね。​
 ​
この時期にお受験をさせて友人との交流や自然に触れさせなかったり、​
学校と塾を往復させて休憩時間にはゲームをさせたりすると​
・貧弱な肉体になったり​
・うまく感情をコントロールできなくなったり​
・対人関係をうまく処理できなかったり​
・ゲームの中のような残虐なことが平気でできたり​
などと、一例ですが様々な不調和をもたらしてしまう。​
 ​
だからこの時期によく食べ、よく寝て、よく身体を動かすこと。​
また、色んな体験をすることで、物事のルールや道理を理解すること。​
 ​ ​
そして、この次に行うのが、歴史と偉人伝を学ぶことです。​

 ​ ​

坂本龍馬や吉田松陰、織田信長や楠木正成など、​
過去の歴史上の偉人たちが、具体的にどういうシチュエーション・背景の中で、​
何を思い、どの道を選び、どういうことを貫いたのか、​
それらを学びつつ、「自分がその立場だったらどうするのか?」と考えさせるのです。​
 ​
そうすることで、偉人が偉人と言われることの所以(ゆえん)がわかり、​
自分の価値観や判断の基準、哲学も持てるようになる。​
 ​
何のために生きるのか、という死生観や哲学ができた後に知識と技術を教えるから、​
それが良い方向に活用されていくのです。​
 ​
◆全員が全員天才である必要はない​

しかし今の日本の教育は、この軸を作らずに情報だけを与えてしまっています。​
 ​
これまで政府がやってきたような​
プログラミング教育や、英語の授業時間を増やす、センター試験の方式を変える、​
高校の授業料無償化、といったことはあくまで二次的なものでしかない。​
 ​
なぜか自分に自信が無いという人、生きる意味を感じられない人、自殺率の高さ、子どものいじめ、家庭不和、、、全ての問題がここから始まっています。​
 ​
暴力沙汰もそう。​
周りにこういったことを教える人もいなければ、親の背中からも学べない環境で育てば、​
心無い言葉を投げかけたり、暴力を振るってしまったりということが起こってもおかしく無いのです。​
 ​
歴史や偉人伝をたくさんインプットしてきた人には、​
いじめや暴力なんて、頭に浮かぶ暇がありません。​
 ​
「この人と比べて、俺の苦労なんてホントまだまだだなぁ‥」と思ってしまうからです。​
自分がとてつもなく小さな人間に見えてしまう。だからもっと頑張ろうと奮起する。​
 ​
江戸時代の日本では、こういう人間が全国各藩に育っていました。​
だから265年間で発生した犯罪件数が、いまの日本の1年間の犯罪発生数よりも少ない、という結果として現れたのです。​

 ​

何も全員が全員天才である必要なんてどこにも無い。​

難解な物理学を理解できる人間より、人が喜んでくれたら嬉しくなったり、​
誰かが涙を流していたら、そっと拭いてやれるような人間の方が何倍も価値がある。​

その感性は、日本の歴史を学び、先人の美しい生き様を知ることから始まります。​
 ​
◆日本が喜ばれる国になるために​
 ​
日本が高い志を説く、ということをしなくなってからどれだけの月日が経ったことでしょう。​
 ​
まだ遅くはないはず。まだ日本を諦めたくない。​
 ​
そう思い続けわずかな希望を頼りに、参政党を立ち上げました。​
 ​
知識偏重で頭でっかちな人間を生む教育ではなく、​
子どもたちの心と魂が育つ学問を公教育に取り入れたいのです。​
 ​
そのために参政党は「次世代への教育」をメインテーマに掲げています。​
 ​
また、今までこういったことを学ぶ機会が無かった方々のために、​
党に入れば365日の音声メルマガや、様々な学習コンテンツも用意しています。​
 ​
そして各地域ごとに支部を設け、そこから自分の意見を支部へ、そして党へと反映させることのできるボトムアップの仕組みも整えています。​
 ​
党に入った方々から色んな声が届くのですが、​
中でも僕が一番嬉しいのが、​
「まさかこの歳になって、全国にこれだけ幅広い世代の仲間ができるとは想像していなかった。普段なかなか話せない思想や信条の話も忌憚なく語り合える」という声なんです。​
 ​
政治といっても、ガンガンやりたい人もいれば、​
気持ちだけでも応援したいというもいらっしゃいます。​
十人十色のスタンスがありますから、皆さんに入って良かったなって思えるコミュニティにし続けたいと思っています。​
 ​
技能実習生の話も同じことです。​
国に家族を残して、借金してまで、希望を持って日本に来たのに、​
「まさかこんな国だとは思わなかった。日本が大嫌いになった。こんな国二度と来たくない」なんて僕は言って欲しくないんです。​
 ​
でも現実はどうでしょう?​
毎年のように実習生が失踪したというニュースが流れ続けています。​
補助金目的で雇い、最低賃金以下で労働させていた、なんてニュースも流れています。​
 ​
これでは僕も悲しいですし、何より日本の国柄を守り続けてきた先祖も悲しませることになってしまう。​
 ​
日本に来た方々が、「本当に日本って良い国なんだな、ずっと住みたいな」って感じてもらえる国にしたいのです。​
 ​
今回のニュースは教育面の課題だけではなく、​
制度設計の面でも課題がありますが、それはまた次回にしたいと思います。​
 ​

 

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著者

神谷 そうへい

神谷 そうへい

選挙 第26回参議院議員選挙 (2022/07/10)
選挙区

比例代表 参政党 [当選]

肩書 参政党副代表 兼 事務局長
党派・会派 参政党
その他

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