2026/6/4
【現場主義!補正予算案現地調査】
不登校の子どもたちの居場所「玉島ふれあい教室」移転予定地を視察しました
6月議会に提案されている補正予算案の中に、私が特に注目した事業があります。
それは、不登校の児童生徒が通う「玉島ふれあい教室」の移転事業費2,200万円です。
予算書だけを見て判断するのではなく、実際に現場を確認することが大切だと考え、2026年6月3日、現在の玉島ふれあい教室と移転予定地の両方を視察してきました。
私は普段から「現場主義」を大切にしています。
数字や資料だけでは見えないことが、現場にはたくさんあります。
今回も実際に足を運んだからこそ感じたことがありました。
老朽化が進む現在の玉島ふれあい教室


現在の玉島ふれあい教室は、旧玉島児童館を活用した施設です。
建物内部を見学させていただくと、長年使われてきたことがよく分かります。
教室内は明るく、職員の皆さんの工夫によって温かい雰囲気づくりがされていましたが、建物そのものの老朽化は否めません。
担当者のお話によると、この建物は耐震化されておらず、安全面への懸念から数年前から移転先を探していたとのことでした。
近年は全国各地で大きな地震が発生しています。
子どもたちが安心して過ごせる環境を確保することは最優先であり、移転そのものについては必要な判断だと感じました。
特に、ふれあい教室に通う子どもたちにとっては、学校とは違う「安心できる場所」であることが重要です。
その居場所の安全性が確保されることは大変意義のあることだと思います。
移転先は玉島支所食堂跡地
移転先として予定されているのは、玉島支所の食堂跡地です。


実際に現地を見てみると、
・耐震性の面で安心
・支所内にあるため利便性が高い
・駐車場や公共交通の利用もしやすい
・行政施設との連携が取りやすい
など、多くのメリットがあると感じました。
一方で、私が率直に感じたのは、
「かなり狭くなるなあ……」ということでした。
もちろん、面積だけですべてを判断することはできません。
しかし、不登校支援の現場においては、「広さ」や「空間の余裕」が子どもたちの安心感に大きく影響する場合があります。
そこは少し気になる点でした。
不登校支援に必要なのは「もう一つの学校」だけではない
私は以前から、不登校支援については、「学校に戻るための場所」だけではなく、「その子らしく過ごせる居場所」が必要だと考えています。
現在のふれあい教室は、教室に机と椅子が並び、比較的学校に近いスタイルで運営されています。
もちろん、このような環境を望む子どももいます。
学校復帰を目指して生活リズムを整えたり、学習習慣を取り戻したりするためには、スクール形式の環境は大切です。
しかし、不登校の理由は一人ひとり異なります。
・人間関係に疲れてしまった子
・集団生活に強い不安を感じる子
・感覚過敏を抱える子
・発達特性により学校生活が苦しい子
・心のエネルギーが低下している子
こうした子どもたちにとっては、学校と同じような環境が必ずしも居心地の良い場所とは限りません。
全国では近年、
・ソファやクッションを置いた居場所型
・古民家を活用した家庭的な居場所
・自然体験を取り入れた支援施設
・個別ブースを設けたクールダウンスペース
など、多様な不登校支援が広がっています。
私は、玉島ふれあい教室についても、
「学習する場所」と「安心して休める場所」の両方が必要だと思っています。
クールダウンスペースの重要性
今回の視察で特に感じたのは、クールダウンスペースの必要性です。
不登校の子どもたちの中には、人と関わること自体が大きなストレスになる場合があります。
・少し疲れた時に一人になれる場所
・気持ちを落ち着かせることができる場所
・誰にも見られず安心して過ごせる場所
こうした空間があることで、子どもたちは無理をせず、自分のペースで通うことができます。
そのためには、ある程度の面積的な余裕も必要です。
移転後の施設設計においては、ぜひその点を十分に考慮していただきたいと思います。
子どもたちの声を大切にした施設へ
私は、不登校支援で最も大切なのは、「子どもたち自身の声を聞くこと」だと思っています。
大人が良いと思う環境と、子どもたちが安心できる環境は必ずしも一致しません。
実際に利用している児童生徒や保護者、現場の職員の皆さんの意見を丁寧に聞きながら、移転後の施設づくりを進めていくことが重要です。
不登校の子どもたちは決して特別な存在ではありません。
誰にでも起こりうることです。
文部科学省の調査でも不登校児童生徒数は年々増加しており、今や全国的な課題となっています。
だからこそ、行政には「学校へ戻すこと」だけではなく、「安心して過ごせる居場所を保障すること」が求められています。
現場を見て感じたこと
今回の現地調査を通じて、
・老朽化した現施設の移転は必要
・安全面は大きく向上する
・一方で面積縮小への配慮が必要
・学習スペースだけでなく居場所機能の充実が重要
・クールダウンスペースの確保が望ましい
ということを強く感じました。
私はこれからも、予算書や資料だけを見るのではなく、実際に現場へ足を運び、子どもたちや現場職員の声を聞きながら政策提案を行っていきたいと思います。
子どもたち一人ひとりが安心して過ごせる居場所づくりのために。
これからも「こどもファースト」の視点で取り組んでまいります。
#不登校
#玉島ふれあい教室
#現場主義
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