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倉敷市議会議員|齋藤武次郎。戦後80年、平和の鐘と熱中症対策。市民の小さな声を形にする実績

2026/5/17

倉敷市議会議員

【はじめに:戦後80年、一人の88歳からの相談が動かした市政】

「平和の鐘を、式典の中で鳴らしたかった」

88歳の市民の方から寄せられたこの切実な願いが、今回の代表質問の原点でした。

私、倉敷市議会議員の齋藤武次郎は、これまで不登校や発達障害、学童保育など、既存の制度の隙間で「小さな声」を上げている方々に寄り添い、その声を市政へと届けてきました。

今回の質問では、戦後80年という節目を前に、平和行政のあり方、そして市民お一人おひとりの「尊厳」を守るための具体的な提案を行いました。

1. 【実績・提言】平和の鐘を次世代へ:市民公募の実現へ

戦前・戦中を生き抜いた方々の記憶は、私たちの街の宝です。

課題: これまで式典での鐘打は形式的になりがちでしたが、体験者の方から「自らの手で祈りを込めたい」という強い要望をいただきました。

成果: 齋藤の提案に対し、伊東市長から「平和を次の世代につなぐため、希望者が鐘を鳴らせる仕組みを検討する」との前向きな答弁を引き出しました。

2. 「平和の原風景」を守る:風船と熱中症対策

平和への願いを込めた風船を飛ばすことは、子どもたちの心に「平和の尊さ」を刻む大切な教育的機会です。

経費削減への異議: 予算を理由に縮小されつつあった風船飛ばしについて、広島・長崎の原爆の日を含むすべての式典での実施を強く求め、当局に再考を促しました。

安全な祈りの場: 高齢者の参加が多い式典において、テント増設や飲料提供といった「熱中症対策」を徹底させるなど、誰一人取り残さない行政の配慮を追求しました。

3. 【齋藤武次郎の専門領域】不登校・発達障害・マイノリティ支援

私の政治活動の根底にあるのは、「光の当たらない課題にこそ、政治の責任がある」という信念です。

これまで、多くの保護者の方々から不登校や発達障害、学童保育の待機児童問題についてご相談をいただいてきました。

不登校支援: 自身の孫の経験を通じ、子どもたち一人ひとりに向き合う「ヒト」への投資の重要性を訴え続けています。

発達障害児への合理的配慮: 投票所でのバリアフリー化や、福祉サービスの利用制限緩和など、具体的な「実績」を積み上げてきました。

【皆様の「困った」を、齋藤武次郎にお聞かせください】

「市役所の窓口でうまく伝わらなかった」「制度の対象外だと言われてしまった」

そんな悩みをお持ちではありませんか?

齋藤武次郎は、地域で最も信頼される相談窓口、そして有力な陳情先として、皆様の声を決して無駄にはしません。

現場を歩き、一人ひとりの声に耳を傾け、それを確かな政策へと変えていく。それが、私が議員として果たしてきた「仕事」です。

どんな小さなことでも構いません。倉敷の未来をより良くするために、あなたの声をお聞かせください。

▼今回の質問の詳細は、以下の動画からご覧いただけます。

【質問動画要約】戦後80年、平和の鐘と熱中症対策

戦後80年、私たちは「平和の音」を次世代へどう響かせるか?倉敷市の市議会から見えた3つの重要な視点

記憶が薄れる時代に、私たちが問い直すべきこと

2025年、私たちは戦後80年という大きな節目を迎えようとしています。

かつて凄惨な戦火をくぐり抜けた体験者の方々は年々減少し、戦争の記憶は確実に遠ざかっています。倉敷市では、倉敷被爆者会の皆さんが戦争の悲惨さを後世に伝えるべく懸命な活動を続けておられますが、私たち「戦争を知らない世代」が実体験を直接聞くことができる時間は、もう残りわずかと言わざるを得ません。

この現状を、私たちは単なる「時代の流れ」として見過ごしてよいのでしょうか。

先日、倉敷市議会において、斎藤武次郎議員(青空市民クラブ)が平和行政のあり方を問いました。水島緑地福田公園に設置された「平和の鐘」をめぐる議論からは、平和を願う活動がいま直面しているリアルな課題と、私たちが受け取るべきバトンが見えてきました。

本記事では、市議会の議論から浮き彫りになった、平和を次世代へ繋ぐための3つの重要な視点を紐解きます。

「鐘を鳴らしたかった」――88歳の切実な願いと、公募が持つ力

ある日、斎藤議員のもとに一人の88歳の方から切実な相談が寄せられました。6月22日の「水島空襲の日」に、平和の鐘を鳴らしたいという願いです。

当日、式典が終わった後であれば、誰でも自由に鐘を鳴らすことは可能でした。しかし、その方は「式典の中で鳴らしたかった」と強く望んでいたといいます。その方は「戦争は絶対にダメだ」と語気を強めて訴えられました。

単に音を出すことが目的ではありません。厳かな儀式の一環として、自らの体験と平和への祈りを込めて鐘を鳴らす。それは、自らの凄絶な経験が公に認められ、歴史の一部として刻まれるという「尊厳」に関わる願いだったのではないでしょうか。

斎藤議員は、戦前を知る世代が減少している今こそ、こうした体験者の思いを公的に受け止める仕組みが必要だと主張し、鐘を鳴らす人を公募し、参加者の前でその体験を語ってもらう取り組みを提案しました。これに対し、伊東香織市長は「平和を次の世代につなげていくため、どのような仕組みが良いか検討していきたい」と、前向きな姿勢を示しました。

斎藤議員は、その背景にある想いを次のように述べています。

「戦前の方が少なくなってきました。私たちには想像もできない経験をされ、思いもされたことでしょう。」

体験者が自らの手で打ち鳴らす鐘の音は、単なる音色を超え、私たちの心に「消してはならない記憶」を深く刻み込む力を持っています。

風船100個のコスト vs 次世代へ繋ぐ「平和の原風景」

倉敷市では、平和の鐘を鳴らす際、平和への願いを込めた風船を空へ放ってきました。以前は年4回すべての式典で行われていましたが、現在は予算の関係から「水島空襲の日」と「終戦記念日」の2回に限定され、数も100〜200個程度に減少しています。

1回あたり7万〜15万円という経費をどう捉えるか。斎藤議員は「平和行政も経費削減なのか」と危惧を隠しません。議員は、以下の4つの日付すべてにおいて、風船を飛ばすべきだと訴えました。

* 6月22日: 水島空襲の日
* 8月6日: 広島原爆の日
* 8月9日: 長崎原爆の日
* 8月15日: 終戦記念日

これらは、どれも決して忘れてはならない「記憶のカレンダー」です。風船が空へ舞い上がるシンボリックな光景は、特に子供たちの心に強く残ります。参加者が減少傾向にある中で、次世代の関心を引くこうした演出は、単なるコストではなく、未来への不可欠な投資です。子供たちの心に「平和の原風景」を刻むこと。それこそが、風化に抗うための最も有効な手段なのです。

30度超えの黙祷――「祈りの場」を支える熱中症対策という現実

平和活動を継続していくためには、精神論だけでなく、参加者の安全を守るという物理的な配慮が不可欠です。

特に夏の式典は過酷な猛暑との戦いです。今年の8月6日、広島原爆の日の式典時でも、気温はすでに30度を超えていました。高齢の参加者が多い行事において、炎天下での黙祷は命に関わるリスクを伴います。

今夏の終戦記念日の式典では、熱中症対策として日除けテントがこれまでの2張りから4張りに倍増され、初めて飲み物の提供も行われました。こうした配慮を斎藤議員は評価しつつ、すべての開催日で同様の対策を講じるよう求めました。

これは単なる「暑さ対策」ではありません。「バリアフリーな記憶の継承」です。身体的な負担を理由に参加を断念させてしまうことは、平和を語り継ぐ機会を損失することに他なりません。テントの下で椅子に座り、一息つける場所がある。そんな「ホスピタリティ」こそが、祈りの場を誰もがアクセスできる民主的な場へと変えていくのです。

結論:当たり前を、当たり前に。私たちが受け取るべきバトン

斎藤議員は、平和な暮らしを次のように定義しています。

「当たり前のことが当たり前にできる平和な暮らしを喜び、この暮らしを子供、その先の世代に引き継ぐことこそが、今を生きる私たちの大きな責任である」

私たちが享受している「当たり前の日常」は、先人たちの筆舌に尽くしがたい犠牲と、祈りの上に成り立っています。それは決して、放っておいても維持されるものではありません。

行政が予算を投じ、環境を整え、市民がその思いを受け継ぐ。その積み重ねが、平和を「音」として響かせ続けるエネルギーとなります。

私たちが、体験者の手で打ち鳴らされる「平和の鐘」の音を、直接聞きに行ける日はあとどれくらい残されているでしょうか。戦後80年。その鐘の紐を次に握るのは、他でもない私たちなのです。

【質問原稿全文】戦後80年、平和の鐘と熱中症対策

青空市民クラブの齋藤武次郎です。

通告に従い、一問一答の方式で順次質問させていただきたいと思います。

質問通告1点目の平和の鐘についてお伺いいたします。

1点目は、平和の鐘を鳴らす人の公募についてであります。

今年は、戦後80年という節目の年です。戦後80年を迎え、戦争の実体験を語り継ぐことのできる人が減っています。倉敷市では、倉敷被爆者会の皆さんが戦争の悲惨さを後世に伝えていくため、懸命に語り部活動を展開しておられます。しかし、私を含め、戦争を知らない人たちが戦争の実体験を聞くことができる時間は限られていると言わざるを得ません。倉敷市としても、語り部活動をもっと支援したり、戦争体験者の皆さんの思いをしっかりと受け止めてはどうでしょうか。

今年、こんなことがありました。88歳の方から、6月22日の水島空襲の日に平和の鐘を鳴らしたいという御相談をいただきました。担当の総務課にお願いしましたが、残念ながら、実現はできませんでした。確かに式典終了後に、平和の鐘を鳴らすことはできましたが、やはり式典の中で鳴らしたかったそうであります。その方は、戦争は絶対に駄目だと、語気を強めて言われていました。戦前生まれの方が少なくなってきました。私たちには想像もできない経験をされ、思いもされたことでしょう。

例えば、戦前生まれの方を対象に平和の鐘を鳴らす人を公募し、戦前の話を参加者にしてもらうような取組を検討してはどうでしょうか。当局の御見解をお尋ねいたします。

○議長(荒木竜二君)伊東市長。
(市長伊東香織君登壇)

◎市長(伊東香織君)それでは、齋藤武次郎議員さんの御質問にお答えさせていただきます。
平和の鐘につきましては、第2次世界大戦における犠牲者の方々の追悼、そして世界平和を祈念することを目的として、平成2年に水島緑地福田公園に設置したものでございます。平成17年度から、8月6日・9日のそれぞれ広島、長崎の原爆の日、8月15日の終戦の日、そして平成18年度からは6月22日の水島空襲の日を加えて、現地で平和の鐘を鳴らして黙祷しているところでございます。

現在のところ、1分間の黙祷の際に鐘を鳴らしていただく方につきましては、それぞれの開催日において、式典実施前に参加者に対してお願いをしているという状況で、また式典終了後にも、自由に鐘を鳴らしていただく時間も設けているところでございます。
そして、式典のときに鐘を鳴らしていただく方の選任といいますか、お願いをする方については、希望者が複数いる場合は、抽せんも必要になってくるかとは思いますけれども、先ほどお話がありましたように年配の方がいらっしゃる場合には、どういう仕組みがいいのかすぐには分かりませんけれども、希望者に鐘を鳴らしていただけるような、今よりも多くの方といいますか、戦争を経験された方や、そして先ほどもお話がありましたように、お話をしていただけるような方とか、そういう仕組みなども、平和のことを次の世代につなげていくという意味では、考えていく必要があるのではないかと思っております。どういうふうにということはまだ考えておりませんけれども、御意見をいただきまして、検討していきたいと思っております。

○議長(荒木竜二君)齋藤武次郎議員。

◆35番(齋藤武次郎君)市長からも御答弁いただきましたので、どういうやり方か分かりませんけれども、恐らく希望者を募って、平和の鐘を鳴らす人を決めていただけるのだろうと期待いたします。残された時間は僅かです。今しかできないことをしっかりしていただきたいと思います。

この項2点目として、全ての平和の鐘を鳴らす式典で風船を飛ばすことについてお尋ねいたします。

今年の8月15日の終戦記念日の正午に、私は福田公園で行われた平和の鐘を鳴らす式典に参加させていただきました。平和の鐘の音を聞きながら黙祷をささげ、恒久平和をお祈りいたしました。私たちが今、当たり前のことが当たり前にできる平和な暮らしができていることを喜び、この当たり前のことが当たり前にできる平和な暮らしを、子供や孫、その先の世代に引き継ぐことこそが、今を生きる私たち大人、特に政治に携わる私たちの大きな責任ではないでしょうか。私にとって、そのことを毎年、改めて思い、誓う日でもあります。

この平和の鐘は年に4回鳴らされています。以前は、その4回全てで風船を飛ばし、 恒久平和を祈っていました。今は、水島空襲の日と終戦記念日だけに100個から200個の風船を飛ばしています。経費は、1回7万円から15万円だそうであります。それに、以前に比べれば、飛ばす風船の数も減っているように思えます。平和行政も経費削減なのかと思うと、情けなくなってしまいます。恒久平和を祈り、風船を飛ばすことは、とてもシンボリックな取組で、かつ子供たちも大変喜びます。

6月22日の水島空襲の日、8月6日の広島原爆の日、8月9日の長崎原爆の日、そして8月15日の終戦記念日、どの日も忘れてはならない日であります。以前のように、全ての日に風船を飛ばしてはどうかと思いますが、当局の御見解をお尋ねいたします。

○議長(荒木竜二君)森総務局長。

◎総務局長(森吉晴君)本市では、平和の鐘を毎年4回鳴らし、黙祷をささげております。そのうち水島空襲の日と終戦の日につきましては、式典の最後に、平和の願いを込めた風船を飛ばす取組を続けております。鐘を鳴らす際に風船を飛ばすことは、子供たちを含め、より多くの市民の皆様に参加していただくきっかけの一つだと認識しております。

8月6日及び9日の広島、長崎の原爆の日につきましても、検討してまいります。

○議長(荒木竜二君)齋藤武次郎議員。

◆35番(齋藤武次郎君)残念ながら、平和の鐘を鳴らす式典の参加者は決して多いとは言えず、以前と比べても少なくなっている感があります。そういった中で、先ほど御答弁がありましたように、風船を飛ばすことが市民の皆さんに参加していただくきっかけの一つだと認識いただいていること、そして8月6日と9日の広島、長崎の原爆の日に風船を飛ばすことを御検討いただけるということで、ありがたいと思っています。ぜひ、来年を楽しみにしております。

次に、この項最後の暑さ対策、熱中症対策の充実についてお尋ねいたします。

平和の鐘を鳴らす式典は、日時を限定しています。終戦記念日には熱中症対策として、これまでのテント2張りから4張りに増やすとともに、初めて飲物の提供を行ったことは評価できます。8月15日は正午からの開催のため、この日だけ熱中症対策を行ったのでしょうが、昨今の猛暑で、今年の8月6日の式典時も30度を超えていました。

参加者の中には高齢の方も多くおられますので、全ての日に熱中症対策が必要なのではないでしょうか。当局の御見解をお尋ねいたします。

○議長(荒木竜二君)森総務局長。

◎総務局長(森吉晴君)平和の鐘のうち、最も暑さが厳しい8月15日の終戦の日におきましては、例年、参加者用の日よけテントを設置し、暑さ対策を実施しております。

また、今年度は、戦後80周年の節目の年を迎え、参加者の増加が見込まれたことから、日よけテントの増設に加え、飲物の提供を行い、さらなる暑さ対策や熱中症対策を行ったところでございます。

今後も気候の状況に応じて、暑さ対策を行ってまいりたいと考えております。

○議長(荒木竜二君)齋藤武次郎議員。

◆35番(齋藤武次郎君)今後も気候の状況に応じて、対策を行うということでありますけれども、局長も御存じのように、テントを設置すれば、そこに椅子も置いて、早くから来られた方が座って待つこともできるんですね。そういった意味、またこの暑さですから、しっかり熱中症対策をしていただくことを要望させていただいて、次の項に移らせていただきたいと思います。

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著者

さいとう 武次郎

さいとう 武次郎

選挙 倉敷市議会議員選挙 (2025/01/26) [当選] 3,591 票
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肩書 倉敷市議会議員。二福学区子ども安全対策協議会会長
党派・会派 無所属
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