2026/6/1
6月1日に開会されたふじみ野市議会第2回定例会
市長から提案された議案の扱いをめぐり、初日から議会が混乱しました。
現在行われている福岡中学校の長寿命化予防改修工事で、当初の計画にない追加工事を発注するという契約の変更をめぐり、市側のミスが明らかになりました。市側が議会の承認を得る前に、追加のエアコン設置などの工事をフライングして着手・完了させてしまっていたのです。
これは明白なルール違反であり、二元代表制を揺るがす「議会軽視」です。
この議案に対しては、議会として厳格に審議し再発防止に努めなければなりません。
しかし今後の議会日程で総括質疑、委員会審査と審議の場が確保されているにも関わらず、会派「チームふじみ野」の議員がこのミスを格好の攻撃材料とみて、初日から混乱し本会議が長時間に渡ってストップするという事態が起きました。
緊急質問とは、ふじみ野市議会会議規則の中で、一般質問の例外規定として次のように定められています。
第63条 質問が緊急を要するときその他真にやむを得ないと認められるときは、前条(注:一般質問)の規定に関わらず、議会の同意を得て質問することができる。
ふじみ野市議会会議規則
まずこの議案が緊急かどうか。
市の説明や審議資料では、工事はすでに着工どころか、もう終わっているとのこと。緊急で審議する必然性はありません。
また、そもそも緊急質問とは、議案になっていない市政全般について質問できる一般質問の例外規定であり、今回の議案は通常の議案審議の中で行われるべきものです。
結局、緊急質問の申し出は、本会議で却下となりました。
続いて会派「チームふじみ野」の原田雄一議員から、本議案を審査するための調査特別委員会を設置したいとの動議が提出されました。理由は、再発防止のためとのこと。
しかし議案の審議は通常、本会議での総括質疑、その後は専門的にかつ詳細に審議するため、分野を分けて常任委員会で質疑することになっています。
本議案で言えば、契約事務を行う総務部、教育施設を管理する教育委員会、その両方とも、教育や総務・教育常任委員会で扱うべき問題です。
変更前の契約も総務・教育常任委員会で審議しており、委員は今までの経緯を知っています。
また動議を出した会派のからは鈴木啓太等議員が委員として選出されており、問題についてはその中で議論できます。
にもかかわらず、ここから切り離して別の特別委員会を作る意義はなく、かえって議論が散逸するだけで、常任委員会の中で厳しく追及すれば済む話です。時間の制限はありますが、申し出により制限を外したり継続審査にすることも可能です。
にもかかわらず、特別委員会を設置しなければならない理由はありません。動議はチームふじみ野の議員5名だけが賛成。賛成少数で否決されました。
この日は何故か、通常はいない新聞社の記者も取材のために傍聴。おそらくチームふじみ野の議員が連絡し、ルール無視で対決姿勢を演出して、注目を浴びたいというパフォーマンスだったのでしょう。
緊急質問の申し出、特別委員会設置の動議のたびに、議事運営の確認や議会運営員会の開催のため、本会議が中断します。その間、市長や教育長、部長級の幹部職員は本会議の答弁席に何時間も拘束されてしまいました。本会議を止め時間を浪費することは、市民にとって何のメリットもありません。
私は総務・教育常任委員長です。本議案について、常任委員会での審査では不十分で特別委員会設置が必要と主張されたことについては非常に心外です。
6月5日には、総務・教育常任委員会が開かれ、本議案について審議が行われます。その中でしっかりと原因究明を今後の対策について議論されるよう委員会運営を行っていきます。
そしてパフォーマンスではなく、真に市民のための政治が行われることを望んでいます。
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