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しもだ 玲 ブログ

災害対応に必要な議員の役割は『やった感』か、それとも結果か

2026/6/3

令和の玲!しもだ玲です。

昨日から現在に至るまで、
台風6号に伴う学校の休校判断について、多くのお問い合わせをいただいています。

私自身も状況を注視しながら情報収集を続けていますが、
今時点でも教育委員会や危機管理室への
個別の要請や問い合わせは行いませんでした。


なぜ個別要請を行わなかったのか

理由は二つあります。

一つは、
練馬区の休校基準や対応方針が既に公表されていることです。

もう一つは、
多数の問い合わせが集中する中で、担当職員が窓口対応に追われ、
本来優先すべき災害対応や安全確保に支障が出ることを避けるためです。

区民の方からは、
「他の議員は要請してくれたのに」

というご意見もいただきました。

もちろん、
行政への確認や要請は議員の重要な役割です。

しかし私は、
災害や緊急時こそ議員が個別に動くのではなく、
情報収集や要請の窓口を整理し、
議会内で情報共有を行う体制づくりが必要だと考えています。

この点については、
これまでも災害対策に関する委員会の中で課題提起を行ってきました。



練馬区議会議事録より引用
この期の委員のなかでは
私以外に課題意識がある人はいませんでした

重要なのは、
「誰が先に要請したか」

ではなく、

「必要な情報が区民に届き、子どもたちの安全が守られること」

だと考えています。


災害時こそ必要な議員の行動規範

今回の一件を通じて、学校対応だけでなく、
災害時における議員の行動規範に
ついても改めて考える必要があると感じました。

平時であれば問題にならない行動でも、
有事の際には行政現場の混乱や負担増加につながることがあります。



画像加工済
議員向け資料のうち
区管理職の直通番号は取り扱い注意のはずがSNSで公開&シェアされている

議員には行政を監視し、
区民の声を届ける役割があります。

しかしその一方で、
災害対応の最前線に立つのは行政職員や学校現場です。

そのため、有事の際には議員がそれぞれ個別に問い合わせや
要請を繰り返すのではなく、議会として情報共有を行い、
必要に応じて議長や委員会などを通じて組織的に対応する視点が
重要だと考えています。

議員同士で
「誰が先に動いたか」を競うのではなく、

“その行動が区民の安全確保にどうつながるのか”

を基準に判断することが大切です。

災害対応はチーム戦です。

行政も、学校も、議会も、
それぞれの役割を果たしながら連携していくことが求められます。


 

今回の台風で何が起きたのか

私にとって今日は、
問い合わせの対応や、情報収集、状況確認に奔走した一日となりました。

今回の台風6号では、
練馬区内で3時間雨量79.0mmを記録し、
6月としては記録的な大雨となりました。

一方で、
石神井川など区内主要河川については
氾濫危険水位には達せず、河川氾濫による大規模な被害は確認されていません。


 

そのため、
今回の主なリスクは河川の氾濫ではなく、
道路冠水や排水能力を超えた局所的な浸水だったと考えられます。

実際に、練馬中央陸橋周辺では冠水に伴う交通事故も発生しました。

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000509651.html

今回の事象は、
河川災害というより都市型水害への備えの
重要性を改めて示したものと言えます。

石神井川の整備状況を現地確認

今回、石神井川の整備状況を確認するため
現地を見て回りました。

石神井川では東京都による
河川整備が進められており、
時間50mm程度の降雨に対応するため、
河道拡幅や河床整備が順次実施されています。



護岸整備済の上石神井団地前の石神井川
※河川沿いの遊歩道は欄干がつかるほど冠水
その先の豊城橋~扇橋部が未整備のためか

新青梅街道付近の扇橋周辺では、
東側は整備済み区間が多い一方、西側には未整備区間が残っています。

『石神井台7丁目の日之出橋付近』についても
未整備区間が残されており、水位が上昇しやすい状況が見受けられました。


 

今回の降雨でも
設計上の安全性は確保されていましたが、
未整備区間が解消されれば、さらに流下能力が向上し、
安全性の向上につながることを改めて実感しました。

緊急時に議員が果たすべき役割

今回の一件を通じて改めて感じたのは、
緊急時における議員の役割は
単に行政へ電話をかけたり、要請書を提出したりする
ことだけではないということです。

現場で何が起きているのか。

どこに危険があり、どのような課題が見えているのか。

区民から寄せられた声と現場で確認した事実を整理し、
関係機関と共有すること。

そして、事態が落ち着いた後に検証を行い、
制度や運用の改善につなげていくこと。

私は、それこそが議員に求められる本来の役割だと考えています。


 

「やった感」ではなく「何が変わったか」

今回寄せられた多くのご意見や現場で確認した状況については、
今後の事後検証や議会での議論にも活かし、
より安全で実効性のある防災・学校運営につなげていきたいと思います。

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著者

しもだ 玲

しもだ 玲

選挙 練馬区議会議員選挙 (2023/04/23) [当選] 3,819 票
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