2025/1/11
令和の玲!しもだ玲です。
私たちの生活は、静脈産業を支える人達の力なくして生活が成り立ちません。

■動脈・静脈産業とは
産業を血液循環に例えた呼称であり、天然資源を加工して、製品などを生産する産業を「動脈産業」と呼んでいます。
一方、「静脈産業」とは、動脈産業が生み出した生活財や消費財のうち、消費され廃棄物となったものを集め、それらの再販売、再加工などを通して、再び社会に流通させる産業のことを指します。
静脈産業には、人の『死』に関わる仕事も含まれており、葬儀会社もその一例です。
■一部のステークホルダーのための区民サービス
練馬区は、区民が死亡した後の手続き等に関する情報を分かりやすくまとめて案内し、遺族の負担を軽減させることを目的として、『おくやみハンドブック』を発行しています
発行は無償で提供する事業者を公募しており、民間事業者は採算性を考慮の上、金額や条件等を設定して広告掲載募集を行い、その掲載料で印刷経費をまかなっています。
昨年発行の冊子を見てみると、広告掲載は「15社」。そのうち、区内事業者は「6社」と半数以下でした。
葬儀を取り扱う区内事業者の何社かに連絡をとったところ『他社の広告掲載があるハンドブックはお客に渡しずらい』や『掲載の打診はなかった』とご意見をいただきました。
■区内事業者を優先する協定書
昨年9月に行われた区議会決算特別委員会にて、この件を取り上げ、質疑を行いました。
しもだ:広告掲載に区内事業者が半数以下と少ない点について。その理由は。
練馬区:あらかじめ、事業者と広告ページ数や区の有料広告に関する基準に準ずることなどについても定めた協定者を交わしており、区内事業者を優先することについては合意している。
質疑の時間がなかったため、これ以上追求が叶いませんでしたが、『優先することに合意はしているものの、掲載対象の地域の事業者のなかには「案内」がなかった。』ということは、発行事業者から区内事業者に案内がされていないということになるかと思います。
私は以前、広告代理店に務めていたので、こうした媒体枠が発生した場合、「関係が深い」会社や「決済が早い」会社を中心に営業をかけるというはセオリーなことを知っています。従って、『優先するけれど、申込みがなかったので』という理由付けを発行事業者に与えるだけになるわけです。
区からは、区内事業者に広告掲載の案内が行き渡るよう努めるとレスをいただいており、今年も発行事業者の公募が始まったので注視していきます。
■将来的には広告枠の廃止を
そもそも、訴求力が高い媒体の広告は費用も比例して高くなります。ところが、区のおくやみブックは印刷費を賄うだけの金額設定なので、区全体に広告収入としての魅力は乏しいと考えています。
民間ならまだしも、公が提供するもので媒体費用の高額設定は難しいと考えますので、そもそも広告枠の廃止が望ましいと私は考えています。
大小問わず、地域の静脈産業が等しく対等な関係でいられるように努めるのが区内経済を考える上で必要であると訴えています。
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