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坂口 かつや ブログ

東京都北区 予算委員会③

2024/3/6

1.北区の教育について

 

〇 来年度の予算案でも「質の高い先進教育の実現、一人ひとりの状況に応じた支援、教育環境の整備」など新規事業を始めさまざま推進頂いております。

今回、国の方で大きな動きが出ております。ご承知の通り、文部科学省は、2027年改訂予定の次期指導要領で小中学校の授業時間を見直し学校の裁量を拡大する方向で検討を始めるとの報道がありました。授業時間を5分短くし、短縮分を各学校が自由に使えるようにすることで、現在小学校45分、中学校50分をそれぞれ40分、45分に短縮し、小学校・中学校で約85時間弾力的に運用できるようになります。実に1958年後明示後はじめてとなります。

背景には子どもの学力や教育環境の地域格差があるといわれております。北区として今回の改定についてどのように受け止めておりますでしょうか。

 

〇 またご承知の通リ渋谷区では、来年度区立全小中学校で、「総合的な学習の時間」を2倍以上の年間約150コマに増やすとの事で国語や算数など最大9教科の授業時間を1割減らし,総合学習に上乗せして「探求学習」を充実させるとの事。小学校6年生の例でいうと、企業や地域での体験を50コマ、学校が定めた共通テーマで探求70コマ、個人のテーマで研究35コマとなっています。この渋谷区での動きの背景を区としてどのように捉えているのか、北区としてはどのように考えるのか伺います。

 

〇 やはりこの背景には、知識を詰め込む一方通行型授業から、子どもたちが主体的に学び深める学習にし、思考力や表現力を養う意図があると思います。

近年注目されている教育プロセスの指標として「ブルーム・タキソノミ―」という分類法が注目されています。日本の従来の学校教育は、「知識」「理解」「応用」(授けられた知識を正確に把握、応用して物事を推測する能力)まででした。

現在は「知識」「理解」「応用」の上に物事を分類、構造的に理解し、予測を立てる「分析」能力、物事の要素を集め、編集、仮説をたてて価値観をもって自己決定を下す「評価」の能力、さらに何かを生み出す「創造」の能力が社会に出て必要といわれています。

つまり学校教育は、もはや「知識」「理解」「応用」に留まらず、「分析」「評価」「創造」という基礎をつける教育に変化する必要があるといわれております。今回の文科省の改定も渋谷区においてもそういった方向であると考えます。そこで北区としても今後どういった形で進めていくのか早急に検討に入り時間をかけて議論していくことが必要と考えます。現時点での北区の教育の在り方と今後の方向性について伺います。

 

〇 これから少子化さらに進み大学全入時代がくるといわれ、AIがさらに進化していく中、子どもたちの社会の「出口」をしっかりと見定めることが重要ではないでしょうか。

話は少し変わりますが、年末にわが会派で大阪の生野南小学校の「生きる教育」の視察に行って参りました。2012年当時、生野南小学校では、児童養護施設から通う子どもが多くその厳しい状況を見たとき、対症療法ではとても太刀打ちできないと根本の解決法を模索、2013年度に人権教育の一つとして「性教育」2014年度に、「性教育」を自己肯定感や自尊感情を揺さぶるような保健教育として位置づけ、人現関係やジェンダーまで扱い、2016年度には「生きる教育」として1年生で「プライベートゾーン」、4年生で「ライフストーリーワーク」5年生で「デートDV」の授業を整えました。

生きる教育とは「自分」「赤ちゃん」「生い立ち」「大人」「パートナーとの関係」「親子関係」等、子どもたちの人生で一番身近にありながら、心の傷に直結しやすいテーマで、自分の心と体を大切にしつつ、人とつながる力、生きていくうえで不可欠な力を培う教育をいいます。

2019年度にはSNSの良さ、危うさを学ぶプログラム、そのほか「心の傷のメカニズム」でトラウマを理解し、「発達課題」や「アタッチメント(愛着)にかかわる課題」など進化を続け、2020年には校区の田島中学校で3学年分のプログラムを作成しています。

そうした教職員の努力の結果、子どもたちも安定し、落ち着きを取り戻しこの実践成果は書籍等を通じ広がりを見せております。そこで北区においては南生野小学校の教育についてどのよう捉えますでしょうか。また今後、北区の教育の在り方を検討をする上でも参考にしていただきたいと思います。いかがでしょうか。

 

〇 一方ではそういった教育を進めていくためには「教員」の資質や思いが重要です。現在、「教員」の忙しさの課題も取り上げられています。東京都教育委員会が2023年度に実施した教員採用試験で、小学校の受験倍率が定員割れ寸前の1.1倍だった。小中高と特別支援学校などを合わせた全体も1.6倍で、いずれも過去最低を更新。

(一次試験の倍率が2倍をきると2次試験受験者はほぼ全員合格になるそうで2倍以下では応募人員を確保できなかった可能性が高いといわれます)今後、教員不足に拍車をかける状態も危惧されております。

そこで伺います。北区の教員の年度当初、年度途中の欠員状況、正規職員が欠けた場合の臨時的任用教員での補充の状況はいかがでしょうか。

 

〇 新年度予算案でも、教員の負担軽減も含め、部活動での地域連携や不登校支援、外国人児童生徒の支援などに取り組んで頂いております。現在区では、学力パワーアップ講師と学級経営支援員を配置いただいておりますが、今後はさらに北区独自で、教員の負担軽減ならび授業向上のため教員の補助員の募集を行っていくべきではないでしょうか。現在の区の補助員の状況と区の考えについてあわせてお聞かせください。

 

〇 今後の北区教育と教員の将来の在り方を考えた場合、変化に対応していかなくてはならないため、多忙な教員の方をより授業に専任できる体制を創って行かなくてはならないと考えます。予算案でも教科担任制の推進をしていただいておりますが、チーム学校として、学校の業務でできるところはアウトソーシングしていかなくてはならないと考えます。しっかりと今後の教育の在り方とともに今後の教員の在り方についても検討すべきと考えます。区の見解を伺います。

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著者

坂口 かつや

坂口 かつや

選挙 北区議会議員選挙 (2023/04/23) [当選] 2,700 票
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