公園で花火、公園でボール遊び。板橋区がついに動き出します【板橋区議会報告】
「公園でボール遊びできないの?」
そう聞かれて、うまく答えられなかったことがあります。硬いボールはダメ、花火はそもそも論外。ルールはわかる。
でも、なんだか息苦しいなと思ってきました。
夏場には手持ち花火ができる公園を探し、都立公園まで足を運んでいました。
そんな板橋区の公園のルールに、ようやく動きが出てきました。
6/18に開催された都市建設委員会の報告をします。
なぜ今、ルールが動くのか
これまで板橋区の公園では、花火は個人利用が一律禁止。
ボール遊びも、近隣への配慮から軟らかいボールに限られてきました。理由はわかります。
騒音、煙、火災、トラブル。どれも軽視できるものではありません。
ただ、区が実施したアンケートを見ると、景色が少し違って見えてきます。
花火について「ルールを見直すべき」と答えた方は約5割。ボール遊びを「禁止してほしい」という声はわずか6%ほどでした。
実は東京23区のうち19区が、すでに期間や場所を限定して花火を認めています。
板橋区だけが取り残されているわけではないけれど、決して先頭を走っているわけでもない。そういう位置にいるのが今の板橋区だと思います。
この点については、過去に議会で取り上げ質疑もしておりますので、下記の記事もご覧ください。
【板橋区議会・一問一答】東京23区で広がる「公園での花火解禁」の動きに遅れるな!
令和8年度、実証実験という名の利用緩和が始まります
声を上げてくれた区民の皆さんに応える形で、板橋区は新ルールづくりへの実証実験を行います。お試し運用と言ったほうが、たぶん実感に近いです。
ボール遊びについては、成増北第一公園や東原公園などで、すでにエリアを限定した試験設置が始まっています。様子を見ながら、他の公園への展開も検討していくとのことです。
花火については、令和8年8月の土・日・祝日、計11日間の限定実施していきます。
この点が、6/18の都市建設委員会で正式に報告がありました。
場所は小豆沢公園(ボール遊び広場)・城北交通公園(ボール遊び広場)・舟渡一丁目第二児童遊園・前野公園・赤塚新町公園・成増北第一公園紅梅公園・徳丸橋公園の区内8か所。
時間は18時から20時まで。
対象は小学生以下のお子さんを含む家族など、大人の同伴が条件になります。
手持ち花火のみで、打ち上げ花火や音の大きいものは不可となっています。消火用バケツの持参も必須です。
細かいルールが多いように感じるかもしれませんが、まずはちゃんと続けられるように試していくことだと、私は理解しています。
ルールより前に、関係をつくりたい
板橋区は「パークマネジメント」を掲げて、地域の事情に合わせて公園の使い方を柔らかくしていこうと進めてきました。
駅前などの公園にカフェやマルシェが入って人の流れが生まれたり、緑の多い公園ではもっと生き物と触れ合えるようになったり。ボール遊びも花火も行えるようになり、BBQができる公園もあったりする。
一律のルールで縛るより、それぞれの公園が持つ個性を活かすほうが、結局は満足度や暮らしやすさにつながると思っています。
私は、公園を管理される場所から、みんなで創り育てていく場所に変えていきたいです。
区民の皆さんへ
今回の実証実験は、ゴールではなく、最初の一歩です。
ルールの中で楽しく使ってもらえれば、これなら大丈夫だという空気が行政にも地域にも育っていきます。そこから次が見えてくると思っています。
将来的には、ドッグランのような使い方や、予約不要で気軽に使えるバーベキュー場などへと夢も広がっていきます。
公園は、子どもたちが思いきり遊び、大人がふっと一息つける、街の呼吸のような場所。こんな公園だったらいいなという声を、これからも一つずつ作っていきたいです。
今年の夏、公園で子どもたちの笑い声が増えることを楽しみにしています。