2023/5/26
東京都議会副議長で豊島区消防団運営委員会委員の、本橋ひろたかです。豊島区東池袋にあります総合体育場にて執り行われました「令和5年度豊島区合同総合水防訓練」に出席してまいりました。この水防訓練の目的には、①消防部隊の実践的水防活動の習熟は勿論のこと、②豊島区、豊島消防署、池袋消防署、豊島消防団、池袋消防団、そして区内町会等々との連携の構築と確認を行うことを通じて、③都市型水災発生時に備えた対応能力を向上させるところにあります。
この日、午前10:00に訓練が開始され、消防署員、消防団員、そして神田川流域に近い地元町会の、それぞれの皆さんが水防工法に取り組まれました。あるチームは「改良積み土のう工法(※土のうを積み上げることで河川の増水により水が堤防からあふれるのを防ぎます)」、またあるチームは「連結式水のう工法(※従来の土のうではなく目立つオレンジ色のチューブに水を入れ膨張させ設置することで河川の増水により水が堤防からあふれるのを防ぎます)」、そしてあるチームは「水害に伴う救助活動(※水害により住宅等に取り残された方々に対する救出訓練をします)」を実施しました。
加えて、今回の水防訓練の初めての試みとして、本来有事の際には、豊島区役所5階に開設される「豊島区災害対策本部」を「現地」ないし「現場」付近にも設置・開設し、これによってなお一層豊島区役所職員と消防職員との連携を密にし、もって水害対応能力を十二分に発揮出来るようにする訓練もありました。
午前10:30には訓練も終了し、ご来賓挨拶となりましたが、私からは、まずもって①参加された皆様へのねぎらいの言葉と、なによりも②東京都では来年が「東京都豪雨対策基本方針(改定)」の再改定となることと、③ここに日頃の水防訓練の成果をしっかりと盛り込むべきこと等々をお話しさせていただきました。
今日「グリーンインフラ」という手法に注目が集まっており、そこから「あまみず社会」の展開が言われています。現在、東京都内の多くの下水道システムが「合流式下水道」となっており、すべての水という水は地下にもぐってしまい、特に雨水は雨水管へ集められてしまっています。
しかし、私達の祖先ないし昔の人は、「雨は天から降ってやがて海に至る。『雨』『天』『海』これらすべてを『アマ』と言うんじゃよ」として、水の循環や水と緑の有機的な連関とその作り出す空間への意識ないし文化がありました。
これからの東京都は、「アマミズ・シティ」、すなわち雨水は貯留したり浸透させたりして、一挙に地下や河川に入れないよう分散型の水管理をすること等で、水と緑による有機的な社会の構築を目指す必要があります。




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