2023/3/30
駅が変わる、踏切がなくなる
京王線の笹塚駅~仙川駅間約7.2kmの区間が高架化され、あわせて側道も整備される事業が進んでいます。これにより、この区間のいわゆる「開かずの踏切」25箇所がなくなり、代田橋駅・明大前駅(京王線)・下高井戸駅・桜上水駅・上北沢駅・芦花公園駅・千歳烏山駅は新たに高架駅となります。(八幡山駅はすでに高架駅)
事業主体となる東京都と、京王電鉄、道路整備を行う地元区とが力を合わせて事業を進めており、全体を8つの工区に分けて、そのうち現在7つの工区で工事が行われています。当初の計画では平成25(2013)年度~令和4(2022)年度の事業でしたが、それが8年延長され、令和12(2030)年度の完成を目指して工事が進められています。

用地取得は84%を超え、現地を歩いていると、高架の橋桁が一つまた一つと出来上がって行くのが、目に見えて分かるようになって来ました。
工事の様子(第2工区)
高架となる各駅の新駅舎外観デザインも発表になっています。

下高井戸駅 新駅舎外観デザイン(京王電鉄のホームページから)

桜上水駅 新駅舎外観デザイン(京王電鉄のホームページから)

上北沢駅 新駅舎外観デザイン(京王電鉄のホームページから)
鉄道が高架化され、駅も新しくなる、となれば、乗降客の利便性が向上するだけでなく、それぞれの駅を中心としたまちの有り様も変化します。黙っていても、工事はいずれ終わりますが、これはまちの進む方向を改めて考え直し、ここに広場が欲しい、通路が欲しい、憩いと人の流れを作りたい・・、それを実現できる絶好の機会であり、この機会を逃すことは、あの時こうしておけばよかったと将来に禍根を残しかねない、と思っています。
まちのこれから
杉並区では、平成25(2013)年から平成28年(2016年)にかけて、それぞれの駅の「駅周辺地区まちづくり方針」を策定し、区としてまちの将来像を示しました。ここで私が区に対していつも話していることは、まちづくり方針ができたから「これで終わり」ではなくこれからが大切であることです。国・都・地元区・京王電鉄とで費用を出し合っていますが、工事や用地取得に対して杉並区の負担金を毎年きちんと支払らってさえいればそれで済むと言う訳でもない、京王線連続立体交差化に関わるまちづくりの将来に対しては杉並区も常に意識を持ち、地元住民や関係機関と寄り添い、連携してまちづくりを進めることが大切であると、訴え続けています。
特に、京王線は杉並区下高井戸のまちのすぐ脇を走っていますが、下高井戸、桜上水、上北沢の各駅はみな世田谷区側に立地、住所があります。他の駅もそうです。杉並区は令和3年度にこれから10年の道筋となる「杉並区基本構想」をつくりました。当初案には区内17駅を中心としたまちづくりを進めるとあり、後に「17」の文字は削られましたが、危うく多くの区民が利用する区外隣接駅のことが抜け落ちてしまうところでした。
区境が取り残されないよう、杉並区には世田谷区に遠慮しないで、杉並区としての仕事をしっかりとやってほしいと思います。
皆様の気持ちが大切、まちづくりを応援してください
ところで、どれだけ杉並区が意識を持って取り組んだとしても、駅周辺は区の持ち物ではなく民間の土地や建物です。それらの方々の合意がなければ、新しいまちづくりはできません。そこで、各駅に「街づくり協議会」が設置され、それぞれの駅周辺の今後、まちづくりについて、駅周辺にお住まいの方などを中心に、話し合いが進められています。
なかでも「下高井戸駅周辺地区街づくり協議会」の活動は盛んで、10年以上にわたる活動のなかで、度重なる協議会、懇談会、報告会(パネル展示会)、ニュースの発行などを行っています。この1月の懇談会以後、世田谷区内や「下高井戸1丁目」におけるまちづくりの検討が新しいステージに入るとともに、現在、駅周辺の4つのエリアを中心に協議されている街づくり懇談会の対象区域が拡大される、という一歩先に進んだ取り組みが始まりました。

まちはみんなのものです。関係者ばかりでなく、皆さんが関心を持って見つめ、働きかけ、応援していただいて、後世に残せる私たちの故郷をつくっていきませんか。

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イハラ タイチ/71歳/男
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