2026/7/20
こんにちは。太田市役所を退職して、太田市議会議員を目指す山本しんいちです。
今日は高齢者のリカレント教育について考えます。
「退職して時間ができたけれど、何を始めたらいいか分からない」「スマートフォンは使えるけど、もっと便利な機能を知りたい」「昔の知識が古くなって、若い世代との会話についていけない」。そんな風に感じている方はいませんか?人生100年時代と言われる今、学び続けることの重要性は増しています。私も子育てをする中で、子どもたちが新しいことをどんどん吸収していく姿を見て、大人も負けていられないなと感じています。
太田市では、高齢化が進み、令和5年時点で高齢化率は26.4%です。多くの高齢者の皆様が、豊富な知識や経験をお持ちでありながら、社会の変化のスピードについていけないと感じている方も少なくありません。特にデジタル化の進展は著しく、行政手続きのオンライン化やキャッシュレス決済の普及など、日常生活のあらゆる場面でデジタルスキルが求められるようになっています。しかし、現在の太田市における高齢者向けの学習機会は、趣味の講座が中心で、デジタルスキルや金融、防災、健康づくりといった、現代社会で必要とされる実践的な学びの場が十分に提供されているとは言えません。これは、高齢者の社会参加の機会を奪い、地域活動への貢献意欲を低下させる要因にもなりかねません。
高齢者リカレント教育は、太田市の高齢者の皆様が、人生100年時代を豊かに生きるための重要な投資です。デジタルスキルを習得することで、オンラインでの行政サービス利用や、家族・友人とのコミュニケーションが円滑になり、生活の質が向上します。金融知識を学ぶことで、詐欺被害から身を守り、安心して老後を過ごすことができます。防災や健康づくりに関する知識は、いざという時の備えとなり、自分自身の命を守るだけでなく、地域全体の防災力向上にも貢献します。これは、高齢者自身が生きがいを見つけ、地域社会で再び活躍するための「人への投資」であり、ひいては太田市全体の地域活性化に繋がります。若者世代にとっても、元気で活躍するシニアの姿は、ロールモデルとなり、世代間の交流を促進するきっかけにもなります。
高齢者リカレント教育を推進する上での課題はいくつかあります。まず、「学習意欲の喚起」です。学びたいという気持ちはあっても、何から始めたら良いか分からない、自分にできるか不安だと感じる方も少なくありません。次に、「学習機会の不足」です。デジタルスキルや金融、防災といった実践的な内容の講座が少なく、受講したいと思っても選択肢が限られているのが現状です。また、講座の場所や時間、費用など、「利用しづらい」と感じる要因もあります。さらに、一度学んだ知識やスキルを地域活動やボランティア、再就職などに「活かす仕組み」が不足しているため、学びが単発で終わってしまうケースも散見されます。行政の制度が縦割りになっているため、教育と福祉、産業振興が連携しにくいという問題もあります。
東京都では、50代からのセカンドキャリア形成を支援するため、「東京セカンドキャリア塾」を開講しています。これは、デジタルスキルやビジネススキルを学び直し、再就職や起業、地域貢献に繋げることを目的とした実践的なプログラムです。受講生は、新たなスキルを身につけることで、自信を持って社会と関わり、生きがいを見出しています。
北九州市では、「生涯現役推進センター」を設置し、高齢者の学び直しから就労支援までを一貫してサポートしています。デジタル講座や健康講座だけでなく、企業と連携した実践的な職業訓練も提供しており、学びが具体的な社会貢献や経済活動に繋がる仕組みを構築しています。これにより、高齢者の社会参加を促進し、地域経済の活性化にも貢献しています。
私、山本しんいちは、市役所職員として商業振興や工業振興、起業支援に携わる中で、常に「人への投資」の重要性を感じてきました。特に、変化の激しい現代社会において、学び続けることの価値は計り知れません。労働組合のトップとして11年間、現場の声を吸い上げ、行政に届けてきた経験から、市民の皆様が抱える「学びたい」という意欲に応えることの重要性を痛感しています。そして、私自身も子育て世代として、子どもたちが将来、学び続けられる社会を創りたいと強く願っています。
世代を超えて学び、挑戦を応援する。デジタルスキルや金融、防災、健康づくりといった現代社会で必須の知識を学ぶことで、高齢者の皆様が自信を持って地域社会で活躍できる。行政だけではなく、市民・企業・学校が力を合わせることで、太田市はもっと「学び」に満ちた街になれると思います。
私が目指すのは、「誰もが学び続け、挑戦できる街」太田市です。高齢者リカレント教育を通じて、太田市に住む全てのシニア世代が、年齢に関係なく新たな知識やスキルを習得し、それを地域活動や趣味、再就職などに活かせる街。デジタルデバイドを解消し、誰もが情報社会の恩恵を受けられる街。そして、学びを通じて世代間の交流が生まれ、地域全体が活性化する街です。これは、子どもたちが「大人になっても学び続けられるって素敵だな」と思えるような、希望に満ちた未来の太田市に繋がります。学びへの投資が、太田市を「人をつむぎ、挑戦が生まれる太田市へ」と導く原動力となることを期待しています。
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ヤマモト シンイチ/46歳/男
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