山本 しんいち ブログ
現場で見た『変えられるのに変わらないこと』:改革への強い意志
2026/7/2
こんにちは。太田市役所を退職して、太田市議会議員を目指す山本しんいちです。
今回は、私が行政の現場で長年勤務する中で、最も強く感じてきたことの一つ、「変えられるのに変わらないこと」について、皆様と深く共有したいと思います。そして、この「変わらないこと」に対し、私がどのように向き合い、改革への強い意志を持って取り組んでいくのかをお話しします。行政の内部を知る者として、私はこの問題に真正面から向き合う責任があると考えています。
行政の現場には、市民の皆様の生活をより良くするための素晴らしいアイデアや、効率化できる業務改善の提案が数多く存在します。しかし、それらがなかなか実現せず、「変えられるのに変わらない」という状況に陥ることが少なくありませんでした。守秘義務に配慮しつつ、具体的な事例を挙げるとすれば、以下のような点が挙げられます。
- 縦割り行政の弊害: 各部署がそれぞれの業務に特化するあまり、部署間の連携が不足し、市民の皆様にとっては「たらい回し」に感じられるケース。例えば、複数の部署にまたがる申請手続きが煩雑で、市民の皆様に大きな負担をかけているにもかかわらず、部署間の調整が難航し、一元化が進まないといった状況です。
- 前例踏襲主義: 新しい取り組みや改善提案に対し、「前例がないから」「これまでこうしてきたから」という理由で、議論すらされない、あるいは実現が困難とされるケース。時代や社会の変化に対応できず、非効率な業務プロセスや制度が温存されてしまうことがあります。
- リスク回避意識の過剰: 失敗を恐れるあまり、新しい挑戦や大胆な改革に及び腰になる傾向。市民の皆様のニーズに応えるための柔軟な対応が求められる場面でも、リスクを過度に評価し、現状維持を選択してしまうことがあります。
- 情報共有の不足: 職員間で必要な情報が十分に共有されず、同じような業務を複数の部署で行っていたり、市民の皆様からの問い合わせに対し、担当部署以外では情報が分からなかったりするケース。これは、行政サービスの質の低下に直結します。
これらの「変えられるのに変わらないこと」は、決して職員個人の能力や意欲の問題ではありません。多くの場合、組織の構造、文化、そして意思決定プロセスに根深く存在する課題です。私は、これらの課題を行政の内部から見てきたからこそ、その根本原因を理解し、具体的な解決策を提案できると自負しています。
私が市議会議員として目指す改革は、以下の通りです。
- 「伴走型行政」による市民ニーズの掘り起こしと政策への反映: 市民の皆様の声を行政に届けるだけでなく、市民の皆様が本当に困っていること、潜在的なニーズを行政が積極的に掘り起こし、それを行政内部の「変えられない」壁を打ち破る原動力とします。市民の皆様と共に課題解決に取り組む「伴走者」として、行政を動かしていきます。
- 「ハブ」としての機能強化による部署間連携の促進: 市議会議員として、行政内部の部署間の連携を促進する「ハブ」としての役割を積極的に果たします。例えば、複数の部署にまたがる課題に対し、横断的なプロジェクトチームの立ち上げを提言したり、情報共有の仕組みを改善するための具体的な提案を行います。これにより、縦割り行政の弊害を解消し、市民の皆様にとってワンストップで解決できる行政サービスを目指します。
- 「人的資本経営」の視点からの組織改革: 職員一人ひとりが持つアイデアや改善提案が、組織全体で共有され、評価される仕組みを構築することを提言します。職員が失敗を恐れずに新しい挑戦ができるような組織文化を醸成し、彼らのモチベーションと能力を最大限に引き出すことで、行政全体の改革を推進します。これは、私が掲げる「人的資本経営」の理念を行政組織にも適用するものです。
「変えられるのに変わらないこと」を放置することは、太田市の未来にとって大きな損失です。私は、長年の行政経験で培った知識と、市民の皆様への深い愛情、そして改革への強い意志を持って、この課題に挑みます。市民の皆様が「太田市は変わった」「もっと良くなった」と実感できるような、開かれた、そして進化し続ける市政を実現するために、頑張ります。