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町の最上位計画の議会否決で、町政は進んでいるのか?

2026/4/30

大山崎町の最上位計画である第5次総合計画(10年間)は、この26年4月から開始予定でしたが、3月議会で否決されました。総合計画は、企業に例えると、長期ビジョンや中期経営計画にあたります。組織の現状、社会環境の情勢に合わせて、進む方針を職員や町民に示すものです。数値目標を掲げており、その達成に向けて、分野別の個別計画を策定し、町政の具体的な取り組みが決定します。

町政を進めるための総合計画が議会で否決された理由は、主に「十分な議論がされていない」です。確かに、今回の総合計画は急ピッチで作られたように思います。

総合計画策定にあたっては
①まず役場内で各分野ごとに会議をし素案をつくる
②有識者、町民代表(分野代表、公募)による総合計画審議会で揉む
③②を反映した案に対してパブリックコメントを募集する
④③を反映した案を議会に提出し議論し可否を決める
といった流れで実施されました。

私自身も②総合計画審議会の公募委員として参加しましたが、1回の会議は2時間だけで、日数も少なく、精一杯努めましたがまだまだ議論の余地があったことには悔しい思いもありました。ただ、時間は有限です。限られた時間の中で自分の優先順位をつけて質疑するしかないのです。

③パブリックコメントの募集期間は1月16日から2月4日の20日間でした。総合計画の募集期間としては短いほうではないでしょうか。

このように町の10年間の方針を決める計画を急ピッチで進めていたことは事実です。

④議会では総合計画特別委員会が設置され、正確な日数は忘れましたが、3日間(10時から16時くらい?)は議論していたと思います。その上で、議論が十分でないというのは、個人的には納得できません。それならば私も審議会を延長したかった。

ざっくりと総合計画策定ではそんな流れでした。私個人としては、議論するための期間が短い、という点では町長・行政側の準備不足であると思います。とはいえ、限られた時間で最善の議論をするのが議会だと思うので議会による否決は納得いきません。

さて、総合計画が否決され、今はどうなっているのかというと、前回の第4次総合計画を引き継ぐかたちで今年度は運営しているそうです。

そう、運営できてしまうんです。これを進んでいるのか、停滞していると捉えるのかは難しいですが、大きな問題は起きていなそうです。

実は、総合計画を策定する義務はないのです(かつてはあった)。なくてもいい計画に、人手と時間とお金をかけて作るということは、それなりの意義・価値があるということです。その意義と価値をどう捉えているのか。この否決騒動は、総合計画が何たるかを考え直す良い機会だとポジティブに捉えてみます。

 

総合計画審議会の委員を務めるにあたって参考にした書籍はこちらです。


 

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